僕が高校生の時「KY(空気が読めない)」という単語が流行語となった。まあ今じゃ死語で使ってる人も見たことないけど、当時は「あいつKYだよね〜」なんて感じで使う若者たちを牽制するように、学校やワイドショーで教育者や社会学者がしきりにこんなことを言っていたことを思い出す。 「『空気を読む』というのはいかにも集団主義の日本的な考えで、そもそも個に重きをおく欧米には『空気を読む』という意味の言葉すらないので、『空気を読む』概念はない。」 確かに同調圧力はクソの塊でしかないので一見正論に聞こえるし、この主張内容自体には僕も同意する。しかし、少なくとも「欧米には『空気を読む』という概念がない」という部分に関しては、アメリカに渡ってこれは案外間違ってるということに気がついた。 アメリカ人は結構空気を読むし、協調性を大事にする。大学の授業はほとんど少人数制でグループワークが多く、ここで他人と協力し合う姿勢
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