◆ マルチキャストMACアドレスの構造 マルチキャストMACアドレスは、マルチキャストIPアドレスから導けます。先ずは、MACアドレスの構造を 見てみましょう。NICにあるMACアドレスは下図の通り、24ビットのベンダーコードと24ビットのベンダー のシリアル番号の48ビットで構成されています。 マルチキャストのMACアドレスも同様に48ビットで構成されます。マルチキャストMACアドレスは先頭の 25ビットが「 00000001 00000000 01011110 0 」となっています。残りの23ビットはマルチキャスト IPアドレス下位23ビットを使用することになります。MACアドレスは16進数で表示されるため、先頭の25 ビットは「01-00-5E」ということになります。正確には16進数を表現する 0x をつけて0x01-00-5Eです。 ◆ マルチキャストIPアドレスから、マルチキャス
はじめに BPFの基礎 BPFの構造 BPFでのフィルタリング レジスタマシン LinuxでのBPF BPFを利用したパケットフィルタリング libpcapとBPF ここまでのまとめ 参考文献 その他参考URL はじめに BPFはBerkeley Packet Filterの略で,1993年に効率的なパケットフィルタリング手法として提案されました[1] *1. BPFの構成要素は大きく2つあって,一つがネットワークからパケットをキャプチャする部分,そしてもう一つがキャプチャした パケットをフィルタリングする部分です.BPFといった場合,後者のフィルタリング機構だけを指すことも多いです. FreeBSDなどのBSD系のOSでは/dev/bpf*という特別なデバイスがあって,このBPFを利用することができます.また, Linuxでもパケットフィルタリング(Linux Sokcet Filter
この記事は CyberAgent Developers Advent Calendar 2018 9日目の記事です。 今回はBPFについてちょっと調べてみた。それのまとめ。落ちはない。 なぜBPFを調べようと思ったのか 要はBPFを調べようと思った動機をちょっと。 唐突にはなってしまうが、Kubernetesの上に乗っかるService Meshに関するミドルウェア(Istio/Envoyあたり)などでネットワークのレイテンシが問題として話に出ることがそこそこある。 基本的にService MeshのツールはコンテナのSidecarとして動作させ、Networkの通信をすべて見えるようにiptablesで自身にルーティングさせて、Proxyするように動作する。 これの解説としてよく見るのは以下のような図だ。 これ始めてみたときに個人的にはゾッとしたが(latency大丈夫なのか的な。)、実
回答 (7件中の1件目) 通信するデータ量が増えれば増えるだけ、遠距離間における反応は遅くなることは感覚的に理解できるのではないかと思います。 そういう意味で、反射速度を上げてゲームむを滑らかに遂行させるためには、なるべく通信するデータは少ないのがベストです。 なので、単位時間当たりのプレーヤーの位置、入力コマンド、標的の座標といった、操作に関わるデータを何かしらのデータ圧縮を用いて通信し、そのうえで遠隔地にいるプレーヤー同士の対戦を実現しているのだと思います。 その時に、なるべくデータを小さくするためにある程度の操作などをテーブルにまとめておいたのを用意し、一回のデータで複数のコ...
nginx で https と ssh をリッスンする nginx には $ssl_preread_protocol というStream設定が用意されている。これを使うとTLSプロトコルごとに、プロキシ先を変えることができる ただし443 はストリームが使うので、リッスン先をいい感じに帰る必要がある。 全体の接続 全体の接続は、次のようになる。 nginx stream は sshd / https に直接接続しない。 sshd のリッスンポートに直接接続すると、プロトコル不一致が起きて接続できないので、server{ .. } を経由してる。 https に直接接続できるといえばできるが、プロキシプロトコルを設定しやすくするため、server{ .. } を経由してある nginx の設定は次の通り stream 設定を作る。 ssl_preread_protocol で TLSはweb
この記事は、Supershipグループ Advent Calendar 2021の7日目の記事になります。 先日、sshを使用したファイル転送が回線速度と比べて異常に遅いという現象に遭遇したので、その際に行った調査を再現しつつ原因や対策について書いてみたいと思います。 要約 OpenSSHはデフォルトでinteractiveなセッションに af21 、non-interactiveなセッションに cs1 をDSCP値としてIPヘッダに設定する フレッツ網はIPヘッダのDSCP値を帯域優先サービスで使用しており、契約に応じて指定された優先度以外が設定されたパケットの転送は保証されない そのため、OpenSSHをデフォルト設定のままフレッツ網で使うと通信ができなかったり、速度低下などの悪影響を受ける可能性がある OpenSSHがDSCP値を設定しないようにするためには、IPQoS noneを設
ブログ読者のみなさん、はじめまして。 株式会社セガのベテランプログラマー阿部です。 このエントリーではデバッグ手法のあれこれについての体験談と、デバッグをテーマに一昨年に実施されたプログラマー向け新人研修の概要をお伝えしたいと思います。 EXE ファイルのデバッグ イーサネット絡みのデバッグ 周辺機器絡みのデバッグ デバッグスキルブートキャンプ 黒子に徹する、裏方系エンジニア EXE ファイルのデバッグ 同僚が作った EXE ファイルが手元にあり、あなたはこれを Windows で起動しようとしています。 起動してみたところ何も反応がなく、しかもそれは想定外のことでした。 「何コレ、動かないんだけど」とあなたが同僚に文句を伝えると、同僚はあなたに返します。 「こっちでは動いてるよ」 困りましたね。 あなたの手元には EXE のソースコードも無ければ、Visual Studio もありません
この記事は 第2のドワンゴ Advent Calendar 2017 最終日の記事です。 はじめに ウェブ技術を語る上で欠かすことのできない要素として、HTTPがある。 従来のHTTP/1を無くして、ここまでのウェブの発展はなかったといえるだろう。言うまでもなく、HTTP/1が我々人類に齎した功績は大きい。 しかしその一方で、その規格のシンプルな原理原則に縛られた結果、要件を達成するために非効率なネットワーク使用を前提とするシステムが量産されるなど、HTTP/1がもたらした技術的負債も存在する。 その中の一分野として、双方向通信に着目したときに、HTTP/1からHTTP/2へのアップグレードによってどのような変化がもたらされたか。 本稿ではHTTP/2という規格と、それが持つ可能性の一端としてgRPCについての仕組みを紹介し、従来とこれからのWeb開発における双方向通信について述懐する。
Debian JessieとStretchの間で色々と大きな変更があったのですが、その中ネットワークインタフェースの扱いの違いが大きいです。ですが、きちんとしたドキュメントが無いためにかなり分かりにくいことになってます。Linuxのネットワーク管理について一から書くと大変な分量が必要なので、Jessie以前の設定に知識のある人向けに、Stretchでの変更点のみを書いてきます。 predictable interface names predictable interface namesとは、eth0やwlan0, wlan1のようなOSが認識した順番で付いた名前で扱うのではなく、Mac addressをベースにしたデバイス名をインタフェースネームに用いるということです。例えば私の外付けwifiドングルの名前はwlan1ではなく、wlx0013ef6b19cbとなります。これがRaspbi
HSR-High-Availability Seamless Redundancy High-Availability Seamless Redundancy(HSR)は、PRPのアプローチをさらに進化させたもので、HSRファンクションは、ネットワーク リダンダンシーの作成で前のセクションで述べたPRPではあるけれど、主に メディア リダンダンシー作成用のプロトコールとなります。PRP および HSRは何れもIEC 62439-3スタンダードに説明されています。PRPと異なりHSRは、主にリング トポロジー(リダンダンシー カップルド)に使うよう設計されています。 HSRはPRPと同様に2- ネットワーク ポートを使いますが、PRPと異なりHSRは、二つのインターフェイスがリング(図 HSR リング ネットワーク参照)になるよう接続するDAN H(double attached node
dhcpcd は DHCP と DHCPv6 のクライアントです。現在は最も機能豊富なオープンソースの DHCP クライアントであり、ホームページに全ての機能のリストが載っています。 ノート: Roy Marples氏 の dhcpcd (DHCP クライアントデーモン) は Internet Systems Consortium の dhcpd (DHCP (サーバー)デーモン) とは違います。 インストール 公式リポジトリから dhcpcd をインストールしてください。 また、dhcpcd デーモン (と任意で wpa_supplicant) の GTK+ フロントエンドである dhcpcd-uiAUR を使うこともできます。設定ダイアログで、パスフレーズを入力して無線ネットワークに接続することができます。 dhcpcd-ui-patchedAUR は dhcpcd-uiAUR パッケ
RTTとは、通信相手に信号やデータを発信してから、応答が帰ってくるまでにかかる時間。相手との物理的な距離や、経路上で中継・転送する装置などの数や処理時間に左右される。 電子回路や通信システムなどで、伝送にかかる時間を表す特性の一つとしてよく用いられる。双方向でやり取りを行うシステムの場合、回線などの時間あたりの伝送容量(帯域幅や通信速度)がいくら大きくても、RTTが大きければ送受信の度に大きな待ち時間が発生し、トータルの実効速度(スループット)や使用感は大きく損なわれる。 類義語:レイテンシ/レスポンスタイム発信した信号やデータが相手に届く(あるいはその逆)までにかかる時間は「レイテンシ」(latency/遅延時間)と呼ばれる。多くの場合、RTTはレイテンシの2倍に相手方での処理時間(物理的な反射などの場合はゼロ)を加えたものとなる。また、システムの応答や反応にかかる時間を表す場合、入力が
http://web.mit.edu/jemorris/humor/500-miles From: Trey Harris <trey@sage.org> 今から私が書く話は、起こりようのない問題についてだ。この話を広く一般に公開してしまうのは惜しい。というのも、いい酒の話のネタになるからだ。この物語は、退屈な詳細や問題を隠すために、多少事実を変えていて、物語を面白く脚色している。 数年前、私はキャンパスのメールシステムを保守する仕事をしていて、統計学部の学部長から電話を受けた。 「大学の外にメールを送るのに不具合が発生しているのだが」 「どんな問題でしょう?」と私はたずねた。 「500マイル以上メールを送れないのだよ」と学部長は説明した。 私はラテを吹き出した。「何だって?」 「ここから500マイル以上離れた場所にメールを送信できないのだよ」と学部長は繰り返した。「実際は、もう少しあるの
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