兵庫県警高砂署は11日、同県姫路市内で10日に任意同行を求めた団体職員の女性(61)が自殺を図り、死亡したと発表した。 同署によると、女性は10日午後2時40分頃、姫路市内のビジネスホテルで署員に任意同行を求められた際、ロビー内のトイレに行きたいと申し出、署員は個室の外で待機して行かせた。ところが2分たっても出てこず、署員が個室内を確認すると、女性は胸から血を流し床に倒れ、そばの洗面台に血の付いた果物ナイフ(刃渡り12・5センチ)が置いてあった。女性は病院に搬送されたが、11日午前0時半頃、死亡が確認された。 女性の家族からは3月11日、行方不明者届が出ていた。同署は「現場の状況に応じて必要な対応を行ったものと考えている」としている。