続く衝突 黒人住民たちの怒りは収まらず、警官隊との衝突で負傷するデモ参加者も増え続けている Lucas Jackson-Reuters ミズーリ州ファーガソンで今月9日に起きた、警官による黒人青年射殺事件は今もアメリカ中を揺るがし続けている。「人種差別」だとしてこの事件に反発する黒人住民たちによる抗議運動は一向に鎮静化の気配を見せず、暴動や略奪に発展したこともあって非常事態が宣言される事態になった。 そんななか、ニューヨーク・タイムズ紙に掲載された元ミズーリ州上院議員でニュースクール大学教授のジェフ・スミスの論説が話題となっている。彼は、ファーガソンでの衝突を引き起こした原因の1つは警察の利益至上主義だと主張。ささいなことで地域の黒人住民を逮捕したり違反切符を切ったり、嫌がらせをするのは、それによって予算を確保することができるからだと論じた。 これはどういうことなのか。スミスの論説を見てみ