CPUプロファイラを使う 最後に、CPUプロファイラの使い方を紹介する。CPUプロファイラでは、各メソッドの処理がプログラム全体の処理に対してどの程度の比率を占めているのかが解析できる。プログラムのボトルネックを解消し、パフォーマンスを向上させるのに必須のツールである。 CPUプロファイラはgoogle-perftoolsの他のツールとは違いTCMallocの一部ではない。使用方法はほとんど同じで、基本的にはコンパイル時にライブラリをリンクするだけだが、そのライブラリが異なるので注意して欲しい。リンクするライブラリはlibprofiler.soである。次のように-lprofilerを指定してコンパイルする。この例はlibprofiler.soが/usr/local/lib/以下にある場合のものだ。 -lprofilerを指定してコンパイル $ gcc -o cpusample -L/usr