2009年7月22日、日本国内の地域で待望の「皆既日食」が見られます。 皆既日食とは、月が太陽を完全に覆ってしまう現象です。太陽が部分的に隠される「部分日食」ならば国内でも2〜3年に1度の割合で頻繁に見られますが、皆既日食となると数十年に1度しか起こらず、大変珍しい現象です。 皆既日食は世界のどこかで1年に1度ほどの確率で見られるのですが、同じ場所で起こる皆既日食は100年に1度ほどの確率でしか巡ってきません。前回日本で見られた皆既日食は何十年も前でした。 2009年7月22日、各地における最大食分時の太陽です。午前9時半以降、西の地方から順に真ん丸い太陽が徐々に欠け始め、それぞれ最大で下の図のように欠けます。これを見ても判るように、皆既日食になるのは特定の離島のみで、本土では皆既日食になる地域はありません。それでも、食分の深い(規模の大きな)部分日食として神秘的な光景を楽しむことが