新潟県長岡市の農村集落に建てられた「hara house/中之島の家」は、大きな土地の一角に、夫婦と子供二人が暮らす家を計画したものです。白い大きな三角屋根が特徴の住宅を手がけたのは、東海林健建築設計事務所。 設計を手がけた東海林健さんに、制作背景やコンセプトなどについてうかがいました。 ■制作背景 新潟県長岡市鶴ヶ曽根(旧中之島町)農村集落内にを敷地に建てられた住宅です。古くから農業を生業としたこの集落は、各家同士の敷居が低く、醤油や味噌を借りに行く、夕方からは誰かの農舎で酒盛り、子供は両親以外からも見守られるなど、古き良き濃密なコミュニティーを形成してきました。 各家の土地は大きく、母屋はもちろん、納屋や農舎、蔵、車庫、栽培小屋、ビニールハウスといった沢山の建物を抱え、それらを日常的に行き来することで各家の営みと日常が支えられています。そんな集落で生まれ育ったクライアントがこの土地に戻
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