ファイルディスクリプタは、プログラムの外部との入出力を行う抽象的なインタフェースです。Unix/Linuxのファイルディスクリプタは、一般的なファイルだけでなくデバイスやソケットやパイプも対象としています。当連載は、ファイルディスクリプタの機能や管理方法などを提示します。第3回は、設定時間をファイルディスクリプタ経由で通知する「timerfd」を紹介します。 はじめに 前回は、イベント用ファイルディスクリプタ「eventfd」の使用法や特徴を説明しました。今回は、時間を通知するファイルディスクリプタ「timefd」について解説していきたいと思います。 連載概要 この連載は、次のような内容について述べていく予定です。 連載目次 第1回:ディスクリプタの概要 第2回:イベント用ディスクリプタ「eventfd」の特徴 第3回:タイマー用ディスクリプタ「timerfd」の特徴 第4回:シグナル用デ
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