中学生や高校生のスマートフォン保有率が高くなり、授業中にメッセージやゲームをして問題になるケースが増えてきた。4月には、比較的校則が自由なことで知られる名門中高でもスマートフォンが規制され始めたことがニュースになり、大きく話題を呼んだ。 当該ニュースでリストアップされていた、私立灘中学校・高等学校や国立筑波大学付属駒場中学校・高等学校といった名門校の中で、規制が行われていないと報じられた学校の一つが、福岡県立修猷館高等学校だった。 各校がスマートフォンに対するルールを設ける中、なぜ修猷館は「規制しない」という立場を採るのか? 取材を行い、その理由を探った。 中学生や高校生のころ、校則の厳しさに嫌気がさした経験は誰しもあるのではないだろうか。学生にとっては切っても切り離せない校則だが、恐ろしく校則が緩いことで有名な学校がある。 例えば私立麻布中学校・高等学校は、「鉄下駄を履いてきてはい