整理整頓の本もいろいろな方向性がありますが、これはストレートで力強いタイトルの通り、余分なモノを持ちすぎている暮らしに活を入れるための一冊。モノを所有しているだけでもそのスペースの分だけコスト(家賃)がかかる。快適な生活を犠牲にしてまで抱え込んでいるその膨大なモノたちに、本当にそこまでの価値があるのか?ということについて、さまざまな角度から見直していきます。モノの絶対量が多くて、かといってすごく気に入ったモノに囲まれているというわけでもなく、雑然とした部屋でなんとなく居心地の悪い思いをしている人にはすごく効くんじゃないかな。「余分なモノを持たない」という一点にのみ焦点を合わせてガンガン攻めてくるので気持ちがいいです。どんなに整理整頓の技術を学んだとしても結局は空いているスペースとの戦いですし、まずこの本を読んでモノを減らすことから始めるのが一番合理的で、片付けにもはずみがつくと思います。こ