本ページでは「コピーコンストラクタ」、 および「代入演算子のオーバーロード」について解説する。 どういう時にコピーコンストラクタや代入演算子の記述が必要になるのかであるが、 「第二回-05 : オブジェクトの代入」や 「第三回-03 : 関数の戻り値」で既に学んだように、 メンバ変数としてポインタをもつクラスにおいて代入などを行う際に必要になるのであった。 まずこのページを学ぶまえに以前のページをしっかり復習しておくこと。 コピーコンストラクタ・代入演算子の呼ばれるタイミング まず、コピーコンストラクタと代入演算子がどのようなタイミングで呼ばれるのかを簡単に解説しておこう。 int main(){ samp x; // (1) samp y=x; // (2) samp z; z = x; // (3) // 以下、なんらかの処理 } 上記の例を見てみよう。この例は main 関数内で s