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ブックマーク / www.niid.go.jp (2)

  • ツツガムシ病とは

    (IDWR 2002年第13号掲載) ツツガムシ病はOrientia tsutsugamushi を起因菌とするリケッチア症であり、ダニの一種ツツガムシによって媒介される。患者は、汚染地域の草むらなどで、有毒ダニの幼虫に吸着され感染する。発生 はダニの幼虫の活動時期と密接に関係するため、季節により消長がみられる。また、かつては山形県、秋田県、新潟県などで夏季に河川敷で感染する風土病で あったが(古典型)、戦後新型ツツガ虫病の出現により北海道、沖縄など一部の地域を除いて全国で発生がみられるようになった。 疫 学 ツツガムシは一世代に一度だけ、卵から孵化した後の幼虫期に哺乳動物に吸着し、組織液を吸う(図1)。その後は土壌中で昆虫の卵などを摂して生活する。わが国でリケッチア(以下、菌)を媒介するのは、アカツツガムシ(Leptotrombidium akamushi )、タテツツガムシ(L. s

    iww
    iww 2023/06/29
    『治療が遅れると播種性血管内凝固をおこすことがあり、致死率が高い。』
  • 広東住血線虫症とは

    (IDWR 2004年第25号) 広東住血線虫(Angiostrongylus cantonensis ) に起因する疾病で、好酸球性髄膜脳炎、あるい は好酸球性髄膜炎を惹起し、髄液の好酸球増多が特徴である。眼型もある。虫は東南アジ ア、太平洋諸島を初めとしてほぼ全世界に分布しているが、ヨーロッパ、南米からは未だ報告がない。邦では沖縄に症例が多いが、土における症例も増加し つつある。感染は第3期感染幼虫の経口摂取による。 疫 学 広東住血線虫は極東、東南ア ジア諸国、オーストラリア、太平洋諸島、アフリカ、インド、インド洋の島々、カリブ海の島々、北米などに広く分布しており、主として、感染ネズミが積み荷 などと ともに船舶によって運ばれることにより、分布が拡大する。世界的には1992年の時点までに、お よそ2,500例の症例が報告されている1)。従来、特に症例の多い地域は台湾、タイ、ポナ

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    iww 2018/11/07
    『感染予防のためには、流行地で中間宿主や待機宿主を生食しないこと、また、野菜サラダなどにも注意が必要である。ナメクジの生食、あるいはヒキガエルの肝の生食を勧める民間療法を禁ずる。』
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