多くのLinuxの各ディストリビューションがsystemdを採用するようになって、電源周りのコマンドはsystemctlに統一された。shutdownコマンドが無くなったのは随分前になる。この記事では、systemdの電源管理と従来のコマンドとの関係を明らかにし、電源を切る際にはpoweroffコマンド・再起動の際にはrebootコマンドで十分であることを説明する。 shutdownの理由 電源周りのコマンドにはshutdownの他にもpoweroffやhalt、rebootがある。しかし、これらのコマンドは、ファイルが失われる場合があるので使用しないほうが良いとされていた。電源を切る前に必要なsync処理などの電源切断前処理が行われないというのだ。だが、実際のLinuxの各ディストリビューションでは従来より、これらのコマンドを使用しても電源切断前処理は行われていた。現在のsystemdに