山口県周南市の県立周南総合支援学校の男性教員が2019年11月、高等部の生徒らを前に「朝からお姫様抱っこしてもらって、何でかなって考えてください」などと発言していたことが、関係者への取材で判明した。車いすなどへの移乗で抱きかかえられる介助が必要な生徒がおり、県教委は「配慮した言葉遣いが必要だ」として校長に教員への指導を指示した。 関係者によると、男性教員の発言は19年11月1日、高等部の生徒が集まった校内での朝礼であった。肢体不自由や知的障害がある生徒らに「指導されることに感謝(の気持ち)を持つことはとても大事です」と諭し、介助が必要な生徒を念頭に「朝からお姫様抱っこしてもらって、何でかなって考えてください」などと促した。