「なぜカタカナで言うのか」。河野太郎防衛相は二十四日の閣議後の記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大を巡って政府や専門家らが使う「クラスター」や「オーバーシュート」といった用語を和訳で表現するよう呼び掛けた。 河野氏は「年配者をはじめよく分からないという声を聞く」と指摘。自身のツイッターでも「クラスター・集団感染、オーバーシュート・感染爆発、ロックダウン・都市封鎖ではダメなのか」と提案し、「いいね」が二十三万を超えた。自民党の二階俊博幹事長も記者会見で「英語やフランス語で言って本人はいい気分になっても、相手が理解しなければ何にもならない。政策は理解され、協力を得られるように努力することが大事だ」と苦言を呈した。 (山口哲人)