通勤通学や旅行などの移動手段として欠かせない路線バス。人口減少などで地方の路線バス事業の8割が赤字です。そうしたなか苦境に立つ東北や関東のバス会社を買収し、再生に取り組んできたグループがあります。どうやって地方の路線バスの利用を増やそうとしているのか、改革の秘けつに迫りました。(盛岡放送局記者 光成壮)
通勤通学や旅行などの移動手段として欠かせない路線バス。人口減少などで地方の路線バス事業の8割が赤字です。そうしたなか苦境に立つ東北や関東のバス会社を買収し、再生に取り組んできたグループがあります。どうやって地方の路線バスの利用を増やそうとしているのか、改革の秘けつに迫りました。(盛岡放送局記者 光成壮)
“廃止1000キロ” 何のことかというと、東北地方で一年間に廃止されたバス路線の距離です(東北運輸局まとめ)。人口100万を超える仙台市の市営バスも13年連続の赤字、バス業界は苦境に立たされています。そんななかメインの利用者である高齢者のニーズを徹底的に掘り起こし、利用者の増加につなげたバス会社があります。路線バスに活路はあるのでしょうか。(仙台放送局記者 塘田捷人/山形放送局記者 桐山渉) 今バス会社は、かつてない厳しい状況に立たされています。 昨年度は全国の事業者の72%が赤字。原因はもちろん利用客の減少です。東北の主な路線バスの利用客数は、平成27年度からわずか4年間で、およそ10%減少しました。 経営を維持するため不採算路線を廃止した結果、利便性が悪くなりさらに利用客が減る、こうした負のスパイラルに陥っているのです。
ナイキが先月公開したCMをめぐって、インターネット上で賛否の議論が巻き起こりました。公開からおよそ1か月、あの現象は何だったのか考えました。 (ネットワーク報道部記者 林田健太、斉藤直哉) インターネット上で先月末に公開されたCMには、在日コリアン、アフリカ系にルーツを持つとみられる女子生徒、それに学校でいじめられている3人の少女が登場します。 差別やいじめを受け、ありのままの自分を受け入れられないことに悩みながらも、スポーツを通じて乗り越える姿を描いたというナイキ。 CMでは学校や家庭でそれぞれ困難を抱える3人が「私、浮いてる?」、「みんなに好かれなきゃ」、「我慢しなきゃ」と語り、苦しい胸の内がつづられます。 CMは公開からおよそ1週間で動画投稿サイト「YouTube」で1000万回以上再生されたほか、ツイッター上でもリツイートを含めて25万件を超える投稿が寄せられました。 「とても感動
2020年が終わり、新たな年を迎えた。年明け早々から緊急事態宣言などで政治の役割が問われる中で、メディアは政権の監視役となりえているか。中国や日本の取材経験が長い米紙ニューヨーク・タイムズの前東京支局長で、新著「吠(ほ)えない犬」(双葉社)で日本政府とメディアの関係を詳しく書いたマーティン・ファクラーさんにじっくり話を聞いた。【金志尚/統合デジタル取材センター】 「アメとムチ」 ――「吠えない犬」というタイトルにどんな思いを込めましたか。 ◆本来メディアは権力者の監視役、つまり「ウオッチドッグ」(番犬)にならなければいけません。おかしなことがあれば吠え、市民に伝えるのです。しかし実際はどうでしょうか。私にはむしろ、権力にすり寄る「ポチ」に見えました。安倍晋三政権は自らに好意的なメディアには単独インタビューの機会を積極的に与える一方、批判的なメディアにはあまり与えませんでした。こうした「アメ
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