あびゅうきょブログ/快晴旅団 漫画家あびゅうきょのブログ。 あびゅうきょ公式サイトの日記のミラーサイト。 基本的に内容は同期しています。 新海誠監督の新作『君の名は。』を観てきた。 平日の午前中にも拘わらず、結構なお客さんで6割位席が埋まっていた。パンフレットは売り切れ。 興行的にはかなり上手くいっているような印象。 宮崎駿氏引退でジブリ新作が途絶えた中、細田守、庵野秀明、そして新海誠の3氏が、いわいる「ジャパニメーション」の後継屋台骨として期待されている背景がおぼろげに覗える。 『君の名は。』は前作に比べ、新海アニメらしさが復活し、総じて満足のいく作品だった。 新海誠氏の真骨頂は「鉄道」「天文」「ミリタリー」「無線」「PC」等の古典的少年ロマン趣味の核心的要素の琴線に触れる描写の完成度の高さに尽きる。 前作の『言の葉の庭』は、興業主からの注文でもあったのか、新海氏が描く世界から程遠い「体