【9月13日 AFP】流線型で「ひれ」のある外見から「宇宙のフェラーリ」の異名を持つ科学衛星「GOCE」が、間もなく燃料が切れて地球に落下するという。欧州宇宙機関(European Space Agency、ESA)が発表した。 GOCEミッションの責任者、Rune Floberghagen氏は11日、地球の重力と海洋循環を観測するために2009年に打ち上げられ成功を収めたGOCEは、10月中旬に地球への落下で粉砕される可能性が高いとAFPの取材に語った。 GOCEは、上空260キロという極端に低い高度の軌道を周回している。この領域には、地球大気の分子がまだ存在している。大気の抵抗を減らすために、矢のような八角形の形状で、空力安定性を強化する2枚のひれを持つGOCEは、完全真空の宇宙空間で動作する箱型の衛星とは全く異なっている。 英スコットランド・エディンバラ(Edinburgh)で開かれ
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