「な・・・名古屋市長、なんたるムチャを!!」 「市長が、狂ったあ!!」 騒然となる名古屋市庁舎!!ああ、なんたることか、選手の血と汗と涙が詰まったその成果としての金メダル! それを、この市長は……躊躇なく貪り、かみついたのだ!! 「ヘイッ、河村ッ、一体全体何のつもりだ!!」 だがここで河村たかし市長、氷のような笑みを浮かべた!! 「ふふふ…これぞ、最後の儀式よ!!名古屋市民が呪う、あのにっくき祭典オリンピックを滅ぼすためのな!!」 「な…名古屋市民が、あの平和の祭典を呪っているだと??」 「ふふふソフトボール一本に打ち込んでいるような選手は、概して他の問題に無関心だっ。ましてやいくら地元とはいえ、もう40年前となるの因縁など知るまいか…教えてやろう、名古屋の五輪への呪いを!! 忌まわしき、あの夜を!!!」 「わ…わかった!!いや、何故忘れていたのだ、あの悲劇を!!!それを思えば名古屋市民が