「オタク差別は存在するか」議論、いくつもの論点がゴッチャになってて混乱するので自分なりの整理をしてみた。 論点a:生得的属性ではない集団への不当な扱いは「差別」と呼び得るかこれに関しては、まあまっとうな疑問なんで「オタク差別」論者の分が悪いと思う。 これまで「差別」という語は、民族とか性別とか宗教とか、とにかく生得的な属性、後天的に変えることが不可能あるいはきわめて困難な属性に対して適用されてきた。 人はオタクに生まれるのではなくオタクになるのであり、後天的に獲得される「趣味」という属性を共有する集団がオタクである以上、それに対する「差別」という語の適用に違和感を持つ人が出てくるのは当然だろう。 この点については「オタク差別」論者がもっと理論武装した方がいい。今の論理じゃ多くの人を説得できないと思う。 論点b:オタクへの不当な扱いは存在したかあったに決まってる。 十万人の宮崎勤は虚構だった