2013年04月08日 TEXT:小川 浩(シリアルアントレプレナー) Facebook Homeは、自分のスマートフォンのメニューをFacebook対応させるというスキンアプリだ。OSとは情報機器を管理する基本アプリだが、そのOSを自分好みに大きくカスタマイズする“寄生的な”アプリをスキンという。通常スキンというと見た目だけを変えるにとどまるが、Facebook Homeは操作手順(つまりユーザーインターフェイス)自体を変えてしまう。つまりOSの奥深いところまで改良を加えてしまうので、もはやスキンアプリというよりは、Facebook版のAndroid OSと言っても差し支えないレベルだ。今回のリリースはAndroid対応のみで、iOS版のリリースがないのも当然だろう。 Facebookが若者の支持を失いつつあるというのは、米国では公然と囁かれている事実である。いや、これはFacebook
アメリカ班の南です。 今月の「世界が見たNIPPON 」では、英国の「フィナンシャル・タイムズ」紙が見たアベノミクスの行方、英「オブザーバー」紙が掲載した“原発離婚”に関する記事、そして「ニューヨーク・タイムズ」が報じた「なぜ日本人はファックスを手放せないのか」の3本の記事を転載しています。 最後の「ニューヨーク・タイムズ」の記事は、世界でも有数の技術力を誇る日本人が、なぜ“時代遅れ”とも言えるファックスを使い続けているのかについて報じたものです。じつは、日本社会とファックスの関係に関しては、昨年6月に「ワシントン・ポスト」紙もよく似た記事を掲載していました(このときは版権を取得できず、転載を見送りました)。海外メディアの特派員にとって、日本人のファックスへの依存度の高さは不思議な光景に映るようです。 私も日常の業務のなかでファックスを利用することが少なくありません。企業などから届く
2013-04-08 「強い人はいいね」 そろそろ長くなくてもいいかなあと思い始めました。 「強い人はいいね」 というのは、うちの奥さまが過去さんざんに言われてきて、それを言われることがなにより腹立たしい言葉のひとつであるらしい。ま、腹が立つのはあたりまえの話で、このセリフの背後には「私は弱いので、その事実を認めてくれ」という要求が含まれている。これが純粋な称賛であれば、おそらくうちの奥さまは腹を立てることはないのだと思われる。純粋な称賛の意味でこの言葉が使われるのは、少なくとも俺はほとんど聞いたことがないが。 腹を立てるのは「ならばなぜあなたは強くならなかったのか」という疑問があるからだろう。人にそんなことを言っているヒマがあるなら、いまこの瞬間から強くなるべく努力をすべきだ、ということになる。 もっともこの反論は意味をなさない。なぜなら問うた人はそもそも強くなることを望んでいないからだ
この前、「経営者目線」について知人と話をしていて、「面白いなぁ」と思ったことがあったので紹介したい。 日本には、不思議なことに従業員に「経営者目線」を持つことを要求する会社がある。若者バッシングの常套句に「指示待ち族」とか「言われたことしかできない」とかいうのがあるが、これが発展して「お前たち従業員も、もっと会社のことを一人一人考えて、経営者目線をもって仕事をしろ」というご高説を垂れる経営者が実際少なくない。 しかし、よくよく考えてみると、仮にこれが本当に実現したとすると結構大変なことになる。「船頭多くして船山に登る」という諺があるが、経営判断に関する意見なんて当然人それぞれになるわけで、従業員が本当に経営者目線を持って自律的に考え始めたら、間違いなく大揉めになるはずだ。「右に行こう」と誰かが言い出したら「いやいや、左だ」と他の人が言い出して、さらには「待て待て、ひょっとすると上かもしれな
残業をするのは能力が低い証拠だ。結果を出す人程それぞれのタスクに費やす時間が少ない。責任のあるポジションになればなるほど休暇を多く取る。これらはアメリカ職場で常識とされている考え方である。うちの会社でも通常19時以降は誰もオフィスに居ない事に驚かれる事が多い。 基本的に残業文化の無いアメリカでは、仕事に対する効率化の追求は会社レベルでも、従業員レベルでもとことん求められる。特にタスクの種類が多いマネージャークラスになると、仕事のクオリティと共にスピードが一つの評価対象になる。 そして、デキル人は決して「忙しい」と言わないのが日米で共通した認識だろう。彼らがそういわないのには、卓越したタイムマネージメントテクニックが備わっているからだ。 自分もCEOという立場から、多種多様なタスクを毎日こなさなくてはならない。そこで日々心がけている時間の使い方と仕事の進め方をご簡単に紹介したい。 自分として
先週、Webブラウザーの世界にふたつほど衝撃的なニュースが走った。ひとつ目はMozillaがSamsungと共同でプログラミング言語Rustをベースにした新Webレンダリングエンジン「Servo」の開発を進めていくと表明したこと、そしてもうひとつが今回の主題、GoogleがWebKitを離れて「Blink」への移行を表明したことだ(開発者向けバイナリーを配布するGoogle Chrome Canary(28.0.1468.0 canary)では、すでにBlinkが含まれている模様)。 Mozillaの抱えるGecko、AppleとGoogleが推進するWebKit、そしてMicrosoftのTridentの3つは、Webブラウザー業界においてシェアのほとんどを握る3大勢力となっている。その勢力のうちのふたつが従来の技術とは別の新しいエンジン採用と開発推進をほぼ同時に発表したことは、今後のト
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