サントリーホールディングス(以下サントリー)と言えば、「サントリーウーロン茶」、「伊右衛門」、「伊右衛門 特茶」、「ザ・プレミアム・モルツ」、「オールフリー」、「ほろよい」、「−196℃」、「山崎」、「響」など、各ジャンルで大ヒット商品を持つ企業。飲料のイメージが強いですが、健康食品や化粧品などにも力を入れています。 2013年7月には、株式非上場の“社是”を覆し、世界各国のブランド買収における資金調達のため、主力子会社のサントリー食品インターナショナルを東証1部に上場しました。これまでの非上場ならではの自由度の高い企業文化を保つことが出来るのか、と気になる方も多いと思いますが、同社が多くヒット商品を生み出し、大型のM&Aを重ねるその裏には、同社の基本バリュー「やってみなはれ」が大きく関係しているようです。 「やってみなはれ」DNAの源とは? サントリーは、1899年(明治32年)2月に、
「頭」で満足 … 「論理」的に満足している 「心」で満足 … 「感情」的に満足している という違いがあります。これらの言葉からも「心で満足」を獲得することは、お客様とエンゲージを結ぶことであり、ライフタイムバリューの向上には重要だと想定されます。 これを立証している調査データがあります。 「心の満足」不足が価格勝負の消耗戦につながる 世論調査とコンサルティングを行う米国のThe Gallup Organization, Princeton社が行ったものです。「リテール銀行の顧客流出率」と「クレジットカード会社の年間利用額」に関して、「心で満足」「頭で満足」「不満足」の3つの顧客にグループに分けて調査をしました。とくに注目なのは、「リテール銀行の顧客流出率」で、
インターネットは我々に何を与え、奪うのか 〜 クレイ・シャーキーとニコラス・G・カーの新刊 2010年6月10日 IT社会カルチャー コメント: トラックバック (0) フィードIT社会カルチャー (これまでの yomoyomoの「情報共有の未来」はこちら) インターネットでは「誰が言ったか」ではなく「何を言ったか」が問われると言われ、ワタシも基本的にそれに賛成なのですが、そういうワタシにしても特に注意してその言説を追う識者がいるのも確かで、今回はワタシにとってそういう存在であるクレイ・シャーキーとニコラス・G・カーの新刊を取り上げます。 この二人を並べると、アカデミックなバックグラウンドを持ち、昔からインターネット技術が与える人間への社会的影響を語ってきたシャーキーと、ITにはもはや戦略的価値はないと断じる論文で一躍その(悪)名を轟かせ急浮上したカーでは共通点が少なさそうですが、インター
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