エンゲージメントフォーラムではこれまで、さまざまな企業のビジョンやミッションを紹介してきました。ビジョンは企業が外部へ発信する「こうありたい」と目指す目標や志のことで、ミッションは企業が内部に浸透させる、ビジョンを実現するために果たさなければいけない使命や目的のことです。 このミッションは行動を起こすために必要なものですが、使命や目的を持つことがモチベーションにどのような違いを与えるのかを分かりやすく示したものに、次のイソップ寓話「3人のレンガ職人」があります。 3人のレンガ職人の話 世界中をまわっている旅人が、ある町外れの一本道を歩いていると、一人の男が道の脇で難しい顔をしてレンガを積んでいた。旅人はその男のそばに立ち止まって、 「ここでいったい何をしているのですか?」 と尋ねた。 「何って、見ればわかるだろう。レンガ積みに決まっているだろ。朝から晩まで、俺はここでレンガを積まなきゃいけ