あとで読むに関するj009007のブックマーク (11)

  • 知的であるかどうかは、五つの態度でわかる。

    少し前に訪れた大学の先生から、面白い話を伺った。それは「知的な人物かどうか」という判断の基準に関するものである。 私達は「頭が悪い」と言われることを極端に嫌う。知性が人間そのものの優劣を決めるかどうかは私が判断するところではないが、実際知的であることは現在の世の中においては有利であるし、組織は知的な人物を必要としている。 だが、「どのような人物が知的なのか」ということについては多くの人々の判断が別れるところではないだろうか。 世の中を見渡すと、あらゆる属性、例えば学歴、職業、資格、言動、経済的状況などが「知的であるかどうか」のモノサシとして使われており、根拠があるものないもの含め、混沌としている。 だが、私がこの先生からお聞きした話はそういった話とは少し異なる。 彼は「人間の属性と、知的であるかどうかの関係はよくわかりませんが、少なくとも私が判断をするときは、五つの態度を見ています」 とい

    知的であるかどうかは、五つの態度でわかる。
  • 残業を完全に禁止すると、何が起きるのだろうか?

    長時間労働を撲滅すべし、という人の声が大きいが、それとは別に「長時間労働させてくれ」という人もまた多いのではないだろうか。 そしてその思惑の中心は 「給料が減るのではないか?」 という心配だろう。 私の周りだけかもしれないが、「長時間労働、問題になってますよね。」と振ると 「まあ、いいんだけど、長時間労働禁止になると痛し痒しだよね。給料減るかもだからね。」と危惧する人が意外に多い。 知人のエンジニアも 「昔、業績が悪化したとき残業禁止になった。早く帰れるのは嬉しかったけど、給料はおそらく月7、8万は減ったんじゃないかな。」 という。 確かにリーマン・ショックの頃に残業禁止令が出たとき「給与が減った」という話は少なくなかったようだ。 エンジニア6割が「景気悪化で給与に影響あり」の実感(リクナビNext) 「残業がなくなったため、給料は月に10万円ほど減った」と、愛知県の機械・機構設計エンジニ

    残業を完全に禁止すると、何が起きるのだろうか?
  • 仕事において「能力」と「人格」は、分けて考えることが重要

    よく言われる話であるが、「仕事ができる」ことと「人格が優れている」こととはあまり関係がない。 人望があっても仕事は今ひとつの方がいるし、逆に仕事は突き抜けてできるが人格に問題あり、という方もいる。両者とも希少な資質・能力であるから、必然的にこの二つを兼ね備えた人は稀である。 例えば、スティーブ・ジョブスは偉大な経営者であったが、近くで働く人物にとっては一緒に気持ちよく働ける人物ではなかったという。 実際、元米アップル社のシニアマネジャーだった松井博氏は、著書*1の中で、彼についての特徴的なエピソードに触れている。 スティーブに社員堂などで話しかけられてしどろもどろになってしまうと「お前は自分がどんな仕事をしているか説明できないのか?同じ空気吸いたくないな」などといわれ首になってしまうという噂が流れました。 たまたまエレベーターでスティーブと乗りあわせてクビになったという話もあり、みんなス

    仕事において「能力」と「人格」は、分けて考えることが重要
    j009007
    j009007 2016/07/16
    そのとおり
  • 「若い時はワークライフバランスなんて考えず、たくさん働け」という人の気持ちについて。

    最近、何かと長時間労働は問題になる。 「長時間労働は悪だ」 「効率よくやろう」 「残業してはいけない」 全くそのとおりだ。長時間労働は体に良くない。来る日も来る日も仕事ばかりしていて、ある日突然体調不良を訴え、そのまま会社に来なくなった人もたくさん見た。 だが一方で「若い時はワークライフバランスなんて考えず、たくさん働け」という人もいる。なぜこれほどい違うのだろうか。 —————- 前職では、長時間労働は常態化していた。少ない日でも1日12時間、多い時には18時間働く生活を続けた。 また、面接や様々な会議は、平日は皆が集まれないため大抵土曜日に設定されていた。 日曜日は1周間の中で唯一休める日だが「合宿」ということでテキストの作成やコンサルティングツールの制作などの仕事が入る時もしばしばあった。 つまり、人生は働くか、寝るかのどちらかだった。 当時、長時間労働が「良くない」という認識はほ

    「若い時はワークライフバランスなんて考えず、たくさん働け」という人の気持ちについて。
  • 「コツコツ努力できる人」は前向きでも、モチベーションが高いわけでもない。自動的に動いているだけ。

    コツコツ積み上げることは大事。よく言われるだろう。例えばこんな具合だ。 「毎日英語の練習をしよう」 「毎日記事を書こう」 「毎日お客さんに手紙を書こう」 だが、実際にやりだすと、 「うまくなっている実感がわかない」 「アクセスが伸びない」 「時間がない」 と、1ヶ月も立たないうちに諦めてしまいがちだ。頭で理解はしているが、体は動かない。これが人間の悲しい性だ。そのため「努力は、つらいことだ」というイメージが生まれ、手っ取り早く結果を出せるワザが人気を集める。 だが、時間をかけなければ成し得ないことも数多くある。 例えば人の信用を得たりすることや、高度な技術、卓越した知性などは多くの場合、気の遠くなるほどの数の基礎を少しずつ積み上げた結果の頂点に置かれた「キャップストーン」なのである。 そして、そこで重要なのは、「積み上げる」という単調で結果を実感しにくい仕事をいかにコツコツ続けるか、という

    「コツコツ努力できる人」は前向きでも、モチベーションが高いわけでもない。自動的に動いているだけ。
  • コンサルタントの「話術」について詳しく解説する。

    以前、会話のコツは2つだけ。という記事を書いた。 この記事の趣旨は非常にシンプルで、会話のコツは 相手が話したいことを聞いてあげること、相手が聞きたいことだけを話すこと。 のみであることを紹介した。 ところが、この記事をお読みいただいた方から、質問が来た。 会話がうまくなりたいとおもっていたところ、上のコツを見ました。なるほど、と思ったのですが 具体的な方法がわかりません。なにかよい例はないでしょうか。 なるほど、たしかにそうだ。と思ったので、今回は、会話について、もう少し詳細に解説する。ただし、コンサルタントとしての話術なので、友人や知人には多少オーバースペックだと思う。調節して使って欲しい。 結論から言えば、会話におけるポイントは以下のようになる。 「相手が話したいことを聞く」においては、 「導出」と「反応」の2点。 「相手が聞きたいことだけを話す」においては、 相手の話してくれたこと

    コンサルタントの「話術」について詳しく解説する。
  • 渋沢栄一の「月給を確実に上げる秘訣」が、かなりの納得感

    渋沢栄一という幕末の英雄がいる。と言っても彼は刀や銃を持って派手な立ち回りをしていたわけではなく、経済的な分野で活躍した人物だ。 彼が創設した企業や組織は現在にも残るものがおおく、みずほ銀行、東京ガス、共同通信、東京海上日動火災保険、理化学研究所、東京証券取引所、帝国ホテルなど錚々たる面々である。 また、ピーター・ドラッカーが認める数少ない「偉大な日人」のひとりであり、彼の著作には渋沢栄一が登場している。 そんな人物だが、彼は大変な実務家であり、その実務の中で得られた知見を著作としても残している。 おそらく、最も有名な著作が、「論語と算盤」という作品だ。 これは今でも十分通用する考え方であり、「正しさと利益」をどう両立するかという、企業にとって重要な問いに答える知見を与えてくれる秀作である。 しかし、これよりも読み物として面白いのが、渋沢栄一の「論語の読み方」というである。 個人的には

    渋沢栄一の「月給を確実に上げる秘訣」が、かなりの納得感
  • なぜ会社はエース社員に高い給与を払わないか。

    「成果出しているのに、僕の給与全然上がらないんですよ。まあ、少しボーナスは出ましたけど」という若手がいた。 「多分、利益ベースなら自分は他の人の10倍は稼いでます」という彼の鼻息は荒い。 「やっぱり日人はできる人を高く評価しないんですよね。出る杭は打たれる、っていうか。」 彼は言う。 「あーあ、外資系にでも転職しようかな。あっちは青天井でしょう。年収1千万、いやもっと出す会社があるはず。」 彼の言うことは正しいのだろうか。それとも、会社が正しいのだろうか。 単純化して考えよう。雇うのにかかる手間は同じくらいとする。 利益を月に10万円出す、フツーの人を100人雇うのと、 利益を月に1000万円出す、卓越した人材を一人雇うのと、どちらが良いか。 色々な考え方があると思うが、経営者であれば上を選ぶひとが多いだろう。 なぜか。 単純である。「稼ぎ口は、分散させておくほうが良い」からだ。下は、卓

    なぜ会社はエース社員に高い給与を払わないか。
  • 年収アップの一番簡単な方法は、◯◯◯◯◯。

    Evernoteが価格改定をするとのニュースを見た。 Evernote の価格プランの改定について 使い込んでいる人にとっては、年額5200円であっても「まあ安いよね」と思うくらいの価格でしかない一方で、今まで無料で利用していた「フリーライダー」ユーザーにとってはかなり不満を感じる内容だろう。 私の知人の「有料」Evernoteユーザーは、 「無料で使っているひとがいなくなってくれれば、その分Evernoteが儲かる。彼らが儲けてくれたほうが、サービスも良くなってくれる期待も持てるし、何より彼らのサービスが安定して存続してくれることのほうが嬉しい。」 と言っていたが、「無料」ユーザーの知人は 「OneNoteに乗り換えるか……」 と、真顔で言っていた。 有料ユーザーは残留し、無料ユーザーは離れる。それであれば価格改定は成功と言って良いのだろう。 実は、商売のほんとうの意味でのコツは「値上げ

    年収アップの一番簡単な方法は、◯◯◯◯◯。
  • 有能な人へは、命令も管理もできない。

    私はコンサルタントをやっていた12年間の間、「経営者が絶対的な権力を握っている会社」をいくつも見てきた。 そのような権力を一手に握る経営者はほとんどの場合、スーパースター社員を嫌う。スーパースター社員には、命令も管理もできないからだ。 そして、そのスーパースターを辞めさせる、あるいは冷遇することで経営者はスーパースターの排除に成功するが、あとに残るのは平凡な社員ばかり。既にその会社に成長の見込みはなかった。 私はそういった状況を飽きるほど見てきた。だが、20世紀はそれでうまくマネジメントできた。目的・目標がほぼ自明だったからだ。「安く作って、高く売る」が正義だった。 だが、そう言った会社の殆どは、21世紀の現在、世の中に対して何も成し得ていない、せいぜい経営者・株主を金持ちにするくらいである。 既に会社の業績の源泉は、ブルーカラーではなく、ホワイトカラーでもない。専門家としての知識を持つ、

    有能な人へは、命令も管理もできない。
  • サービス残業を廃止、残業代を払う事になった結果、リストラをすることになった会社の話。

    ある会社での話だ。サービス残業を恒常的に繰り返している会社があり、社員がそれを指摘したところ、経営者はそれを認め、「給与カットか、リストラをして良いなら、残業代を支払える」と回答した。 コスト削減はやりつくし、新しい採用も抑制した。売上が急に上る見込みもない。残るは人件費のカットだけだったからだ。 その回答に対して、社員たちは話し合いをした。給与カットは末転倒、ということで、リストラを選択することにした。その結果「希望退職者の募集」が行われることとなった。 まず募集に応じて辞めたのはエース人材と一部の若手たちだった。 ただし、当に人件費が高いのは中高年だった。目標の人件費までもう少し削らなければならない。 そこでやむなく会社は「肩たたき」を行い、中高年の給与が高い人々を一掃した。「働かない中高年」は晴れていなくなったのだ。 残されたのは若手と中堅社員たちだった、残業代も普通に支払われる

    サービス残業を廃止、残業代を払う事になった結果、リストラをすることになった会社の話。
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