[読み易いように、(その1)→(その5)を上下順にしました。項目については、ブログ目次を御覧下さい。(11/07)] 2年前に脱力法についての一連の記事(その1・その2・その3・その4)を書いた際、A社から出版の御打診を頂いたもののそのままになり、追加記事を昨年10月にアップしつつ、クラヴィコード録音ならびに各種フォルテピアノの経験を経て、今年後半に入ってやっと試論(Versuch)としての目処が立ちました。ここ2ヶ月ほどは、様々な職種・年齢層・音楽歴の方々への脱力セッション(closed beta test)もやってみました。 初心者が16分音符で指がもつれるのも、上級者が重音技巧に手を焼いたり腱鞘炎やジストニア(書痙・跳ね指)で往生するのも、傍目には似たような現象に見えますし、「もどかしさ」という点では両者に差は無いでしょう。運動神経や才能の多寡は、この際クリティカルではありません。な