延命治療の泥沼にはまりました。 高齢の父親が2月に老衰で呼吸が苦しくなり、救急で運ばれたその夜、事前に医師からの連絡なしに翌日には人工呼吸器がついてしまっていました。 もう心臓が衰えているので「あと半月もつかどうかわからない」と医師から言われましたが、その後気管切開手術をしてからというもの、8ヶ月間入院が続いています。 ここのどこかのトピックで「延命治療は税金のムダ」という書き込みも見かけましたが、確かに国保にお世話になっていても、大きな機械を使用する個室しか入れない患者の場合、医療費は結局差額ベッド代が高額なので、治療・胃ろう処置もろもろで月に70万円前後の支払いになります。 これは家族にとって恐怖以外の何ものでもありません。 父は生命保険にもはいっておらず、年金と家族の貯金でやっと支払っていますが、やがて家族も逼迫してきつつあるこの状況で、父は本来ならすでに死んでいる筈なのに、知らない
いま、実際に長生きの現場では何が起きているのか? ノンフィクション作家・松原惇子さんは、著書『長生き地獄』(SB新書)で、延命治療、在宅医療、有料老人ホーム、孤独死など、さまざまな長生きの現場を徹底取材し、その実態を書いた。松原さんは現場取材から、日本には“死にたくても死なせてもらえない高齢者”が大勢いることを知り、愕然(がくぜん)としたと言う。そんな松原さんが見た“死ねない現場”とはーー。 「死なせてくれ!」の声なき叫び 和男さん(仮名)の父親は80歳のとき、脳出血に見舞われ、救急搬送された。ICUに運ばれ、すぐに手術が行われたが、父親が一般病室に戻ってきたときは、意識のない状態だった。 現在は、日本尊厳死協会にも加入し延命治療の知識もある和男さんだが、当時は延命に関する知識もなく、自分の無知さに腹が立つと話す。 「親父が倒れたことだけで、わたしたち兄弟は動転してしまい、すべての判断は医
東京・荒川区。 入院患者の9割以上を高齢者が占める、地域の中核病院です。 ひとり暮らしで、頼れる家族のいない患者が増えています。 入院して2か月になる杉田誠二さん(仮名)です。 重い脳梗塞で意識はなく、回復の見込みはありません。 酸素を吸入し、鼻から栄養を入れる延命治療が続いています。 ガイドラインでは、死期が迫ったときに延命を中止することも、選択肢の1つになるケースです。 しかし、それに必要な本人の意思が確認できません。 木村病院 院長 木村厚医師 「長ければ数年もつかもしれない。 数か月かもしれない。」 この病院では、患者の意識がある場合は、延命治療を希望するのかどうかあらかじめ確認しています。 延命治療にはさまざまな種類や段階があるため、項目ごとに細かく同意を取っています。 人工呼吸器をつけてほしいのか、ほしくないのか。 心肺蘇生をしてほしいのか。 事前に意思を残してもらっています。
人間は生きていればいつか必ず死を迎えます。 現在「超高齢化社会」である日本では、病気を患う高齢者の数が増えています。医学が発達した現代でも、治療による回復が困難な状態になる高齢者は珍しくありません。また高齢者は、免疫力が低下するため、延命治療が必要な状態に陥りやすいです。 延命治療とは、一般的に、人が治療を受けなければ生きられない状態になった際にほどこす治療行為を指します。 ここでは高齢者の延命治療についてご紹介します。 一般的な延命処置と課題 ・人工呼吸器における延命処置 自分の力だけで呼吸ができなくなったときに、人工呼吸器を使って心肺機能を維持し延命します。 しかし、人工呼吸器を使えば生きる時間を長くすることはできますが、人工呼吸器を外せば生命を維持することができません。 この場合、自分や家族が人工呼吸器をつけなければ生きられない状態になったとき、どこまで延命治療を望むのか、という問題
安楽死が合法の国について、以前取り上げさせていただきました。「積極的安楽死」を含めた安楽死全般が合法になっている国というのはまだまだ少ないですが、その一方で「尊厳死」が認められている国は意外と多いです。 尊厳死は時に「消極的安楽死」と解釈されることもありますが、基本的には治療を行わない事で死を選ぶということ意味しています。日本でも議論が始まっており、法的な要件をはっきりさせるために法制化も検討されてるほどです。本記事では、そんな尊厳死における諸外国と日本の状況について扱っていきたいと思います。 尊厳死とは?尊厳死というのは、「人としての尊厳を保ったまま死を迎える」というところからスタートした死の概念ですが、「尊厳とは何か」という解釈の部分が曖昧で非常に分かりにくい表現です。 国や団体によってその解釈が異なっているのですが、日本尊厳死協会では「死期を単に引き延ばすためだけの延命措置を断わり、
This webpage was generated by the domain owner using Sedo Domain Parking. Disclaimer: Sedo maintains no relationship with third party advertisers. Reference to any specific service or trade mark is not controlled by Sedo nor does it constitute or imply its association, endorsement or recommendation.
尊厳死:「家族に迷惑掛けたくない」 韓国施行初日に行列 60代女性「自分の最期は自分で決める」 「酸素呼吸器をつけて命をつなぎ止めていても生きているとは言えないん。不必要な治療を受けて家族の重荷になるつもりはない」 23日、ソウル市中区にある「事前医療意向書実践会」の事務室。チョン・ドゥクソンさん(78)が「本人が臨終の過程にある患者になった時、心肺蘇生(そせい)、血液透析、人工呼吸器、抗がん剤投与を拒否する」という内容の事前延命医療意向書に氏名を丁寧に書きながら言った言葉だ。カウンセラーのノ・スンヒさんは「重要な書類なのでご署名をいただく所が多い」と言うと、チョンさんは書類の2カ所にサインをした。十分な説明を聞き、本人が自ら作成したという内容だ。事前同意書の作成には30分以上かかった。 チョンさんは「前立腺肥大症を患っているが、そのほかに悪い所はない」と言う。それでも、万一のことを考えて
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く