本格メイド原理主義者だから『エマ』のような作品を描いていると思っていた森さんは、予想外にリベラルなメイド観の持ち主だったわけです。 考えてみれば、たしかに現代日本のメイド喫茶はべつに英国から輸入され、発展したものではありません。 秋葉原におけるメイド喫茶・コスプレ喫茶の歴史によれば、その始まりは東京キャラクターショー1998にブロッコリーが出展した「Piaキャロットブース」にあるそうです。 バイト先のウェイトレスと仲良くなることを目的とした恋愛アドベンチャー/シミュレーションゲームである『Piaキャロットへようこそ!!』の舞台となるファミレス「Piaキャロット」を模した施設をブース内に設置し、ゲームと同じ制服を着たコンパニオンがお客さんを出迎えるというコンセプトのもので、ゲーム内の「Piaキャロット」を現実に作ってしまうという試みは驚きと賞賛をもって迎えられたそうです。 その後、ブロッコリ
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