コンピュータ・ウイルスの届け出先機関である情報処理推進機構(IPA)は6月2日,メールの送信者名(差出人アドレス)が信頼できる企業/組織であっても,添付ファイルを安易に開かないよう改めて注意を呼びかけた。送信者名を偽装することは容易なので,実際には異なるユーザー(ウイルス作者など)から送られている可能性があるためだ。 送信者名を偽装することは,ウイルス・メールの常套手段の一つ。最近では,防衛庁や日本経済新聞社などから送られたように見せかけたウイルス添付メールが確認されているという。 これらのケースでは新種のウイルスが送られたので,ウイルス対策ソフトを使っていても検出できなかった。こういったウイルスの被害に遭わないためには,添付ファイルを開かないことが第一。このためIPAでは,送信者名が信頼できる企業/組織であっても添付ファイルは安易に開かないよう警告している。 また,添付ファイルを開く場合