7日朝刊1面 日本新聞協会は6日、2006年度の新聞協会賞を発表した。編集部門のニュース分野で日本経済新聞社の「昭和天皇、A級戦犯靖国合祀に不快感」を記した富田朝彦元宮内庁長官の日記・手帳(富田メモ)に関する特報(7月20日付朝刊、受賞者は東京編集局社会部の井上亮記者)が選ばれた。 この記事の横に、ひっそりとこんな社告があったことを見落とした方もいるかもしれません。 「さらに社外の有識者を交えて残る部分も含め再点検するため『富田メモ研究委員会』を月内に設置します。歴史研究者らに参加をお願いし、来春までに見解をまとめ、日本経済新聞の紙上で報告書を公表する予定です」 あれ? 確か今年5月に入手した10冊の日記と20冊以上の手帳、所謂「富田メモ」を点検、事実関係を可能な範囲で検証した上で記事を発表したと日経は主張していましたが、ならばここに来て『富田メモ研究委員会』なるものを立ち上げ、