独立行政法人・科学技術振興機構(JST)は、理系研究者や学生向けポータルサイト「サイエンスポータル」を、6月7日に公開する。有名研究者へのインタビューや科学ニュースといった一般向けコンテンツに加え、研究職や研究資金の公募情報、学会スケジュールなど研究者向け情報も収録。「研究者や理系の学生が1日1回アクセスし、欲しい情報が得られるサイトにしたい」(JSTの沖村憲樹理事長)としている。 オープン時の目玉コンテンツは、「脳を鍛える」シリーズで有名な、東北大学未来科学技術共同研究センターの川島隆太教授のインタビュー記事。週1回更新、全12回シリーズで、動画ポッドキャストも配信する。科学技術関連の独自ニュースも毎日3~4本程度更新していく。 公的研究機関の研究情報も掲載する。研究成果のプレスリリースやニュースの転載・リンクのほか、研究職の求人情報や研究資金の公募情報、学会やイベントのスケジュールなど
今年もNHKの放送技術に関する総合研究時「NHK放送技術研究所」が、最新の研究成果を一般公開する年に一度のイベント「技研公開」の時期がやってきた。本来の一般公開は5月25日からだが、先駆けて行われた関係者向けプレビューに参加してきた。 2007年度のサーバ型放送サービスを目指して 昨年の公開は研究所開設75周年ということで、テレビの歴史をふり返る特別展示が用意されていたが、今年はデジタル放送の本格化を受け、今後のデジタル放送の展開や、関連した要素技術など、「近未来のテレビ」を予感させる展示が目立った。 来場者をまず出迎えるのは、放送と通信の融合でどのようなサービスが提供可能かを示す各種のデモ。 NHKは2007年度にサーバ型放送のサービス開始を予定しており、実際にホームサーバを利用したデモを見ることができる。デジタル放送の受信やNHKアーカイブスからの番組購入が可能なほか、家族ごとにカスタ
ライトビット社は、「高速光通信を低コストで実現する基本的技術」(スタンフォード大の研究成果)を引っ提げ、超一流ベンチャーキャピタル二社の投資を受けて、二〇〇〇年八月に設立された。しかし創業早々、材料面での技術的な大きな壁にぶち当たり、製品化に暗雲が漂い始めた。同社CEO(最高経営責任者)は、解決策を相談するために、その道の世界的権威、マーティ・フェイヤー・スタンフォード大教授を訪ねた。教授は即座にこう言ったという。 「その難問は世界中でたぶんナカムラにしか解決できないだろう」 二〇〇一年五月のことだった。その日から「三顧の礼」電子メールが、東北大助手だった中村孝一郎(当時三十歳)宛に届き始めた。「ボルチモアの学会ですぐに会えないか」「うちを見学に来ないか」「明日からでも来てほしい」「ビザはこうしよう」「チケットはもう買ってある」矢継ぎ早の真摯な誘いに、中村の心は大きく動いた。
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