「警察や防衛庁を標的とする,特定の対象を狙った偽装メール,いわゆるスピア型フィッシング・メールが増加,かつきわめて精巧になってきている」---警察庁 生活安全局 情報技術犯罪 対策課(サイバー犯罪対策課)課長 坂明氏は5月26日から28日にかけて開催された「第10回 コンピュータ犯罪に関する白浜シンポジウム」の講演で,警察庁を標的とする攻撃が増加していることを明らかにした。 スピア型フィッシング・メールとは,特定の組織や個人などを標的としてカスタマイズされた,あたかも有用なメールに見せかけ,埋め込んだ実行ファイルやURLをクリックさせウイルスやボットに感染させることを目的としたメールである(関連記事)。 坂氏にも多数のスピア型メールが送りつけらてきており,かつ増加している。「先日は,個人的にもお世話になった方からのものに偽装されたメールが届いた。シグネチャ(署名)も真似されており,本当に精
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