ライターが雑誌に寄せたコメントに対して、企業が出版社ではなくてライター個人に対して損害賠償を求めて裁判を起こしたことが話題になっている。そんな中、同様の訴訟がもう1件起こっていることが分かった。しかも、訴えた企業が、突然訴訟を取り下げるなど、不可解な局面を迎えているのだ。 06年12月に、音楽ランキングで有名な企業「オリコン」について、ライターの烏賀陽(うがや)弘道さんが雑誌に寄せたコメントに対して、オリコンが同氏に対して5,000万円の損害賠償を求めて訴訟を起こした。雑誌を発行した出版社ではなく、個人に対して訴訟が起こされるのは異例で、注目を浴びている。 自分で起こした訴訟を突然取り下げ 「ライター個人に対する裁判」として注目されている裁判が、もうひとつ明らかになった。訴えられたのは、フリージャーナリストの山岡俊介さん。山岡さんは、00年12月から01年2月にかけて消費者金融大手「武富士
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