僕の考えた携帯電話の新機能 ソ連の鉄道には、囚人を動員して作ったものが多い。「枕木の一本ごとに囚人が一人死んでいる」と言われる鉄道もある。実際に計算してみると、枕木一本ごとに一人というのはさすがに嘘で、15本ごとに一人の割合だったという。 いまでは、携帯電話に新機能が一つ増えるごとに、開発者が一人死ぬという。では死ねとばかりに新機能を思いついてみた。 普通のアラームは時間で鳴る。鳴らす時間をあらかじめセットしておくと、その時間に鳴る。アラームがメモと連動するとスケジューラになる。 このアラームを、時間ではなく、場所で鳴らせるようにする。 なにが嬉しいか。たとえば、外出の帰りに駅前で買い物をするときだ。家の最寄り駅を出たとき、買い物があることを思い出せればいいが、私は思い出せない。百発百中で思い出せない。家に帰ってから思い出し、ふたたび駅前に行くはめになる。しかし場所アラームのスケジューラが