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ブックマーク / facta.co.jp (11)

  • もういちど「ソニー病」4――屁のつっぱり:阿部重夫主筆ブログ:FACTA online

    阿部重夫主筆ブログ「最後から2番目の真実」 2006年12月22日 [ソニーの「沈黙」]もういちど「ソニー病」4――屁のつっぱり 弱った魚は目で分かる。ソニーは非接触型ICカード「フェリカ(FeliCa)」のセキュリティについて、コメントを発表した。 感想の1/なんだか弱々しい否定である。弊誌はもちろん掲載前にソニーに取材し、彼らの言い分も載せている。だからなのか、わが社には何の反論も来ていない。 感想の2/このコメントは日経プレスリリースで読めるが、ソニーグループのサイトの「プレスリリース」の項ではなぜか見当たらない。新聞社用で、他には見せたくないコメントなのでしょうか。ここらも何だか姑息。 さて、「ケータイWatch」のサイトでも弊誌報道に対するソニーの否定談話が載った。こちらは「FACTA」の名すら出していないし、弊誌に電話さえしない一方的なものだが、独立行政法人「情報処理推進機構」

  • インタビュー:池田信夫氏(1)「先祖返り」するNHK:阿部重夫主筆ブログ:FACTA online

    阿部重夫主筆ブログ「最後から2番目の真実」 2006年12月 7日 [メディア論]インタビュー:池田信夫氏(1)「先祖返り」するNHK 久しぶりに「メディア論」をテーマにしたインタビューを連載する。登場していただくのは、経済学者の池田信夫氏です。池田氏はNHKで報道番組の制作などに携わり、93年に退職。その後は論客として通信問題を中心に幅広く活躍している。 総務省の電波再配分論やNHKへの放送命令など、通信と放送を取り巻く環境は騒がしい。ライブドアや楽天に端を発した放送局の買収騒動もいまだ決着はついていない。この状況をNHK出身の池田氏はどう見ているのか。今回はメディア論から少し枠を広げて、通信と放送の質まで切り込んだ。 *   *   *   *   * 阿部 菅義偉総務相がNHKに対して、短波ラジオ国際放送で北朝鮮による日人拉致問題を重点的に扱うよう命令しました。これはメディアのあ

  • 許し難い会社:阿部重夫主筆ブログ:FACTA online

    阿部重夫主筆ブログ「最後から2番目の真実」 2006年11月30日 許し難い会社 堂々とウェブサイトを開き、住所も公表していながら、カスタマーセンターの電話番号以外は代表電話ひとつ登録していない企業がある。「104」で社名を言い、住所を言っても、「ご登録がありません」と言われるだけだ。こういう企業の経営者はいかがなものか。 カスタマーセンターなんて、どうせクレーマー対策の窓口で、外注のコールセンターだろう。案の定、そこに電話をかけて聞いてみても、「こちらから連絡しますから、お名前とお電話番号をどうぞ。係の者があとで電話します」などとしゃあしゃと言う。取材なんてはなから受けない態度だ。 こちらが名乗って、そちらが名乗らないのは失礼だ、というと「会社に聞いてみます」の一点張りである。コールセンターをいじめてもしょうがないが、「クレームでなくて取材だ」と言っても、らちがあかない。 あげくに「いつ

  • 誰が新聞を殺したか2――New Assignment.Net:阿部重夫主筆ブログ:FACTA online

    阿部重夫主筆ブログ「最後から2番目の真実」 2006年8月30日 [メディア論]誰が新聞を殺したか2――New Assignment.Net 今週はじめから最新号の一部記事の無料公開が始まっています。すでに月曜に「イオンローソンを買収か」という記事、火曜に「産経がセレブな紙媒体創刊へ」という記事を公開したが、日(水曜)は「ケータイクレジットに致命的な欠陥」の長尺記事です。 これは業界内外で「やっぱり」「よくぞ指摘してくれました」と好評だった記事で、便利さの裏に潜む問題をえぐっていますので必見のお勧め記事です。 さて、宣伝はここまで。先日ご紹介したThe Economist 最新号の特集「誰が新聞を殺したか」で、ひとつだけ、おや、と思ったくだりがあった。こうである。 硬派ニュースの報道にとって、インターネット・ジャーナリズムの結果は、(百花斉放の)コメントとは逆に、誰もが認めるように限界

  • 勝利宣言――予告スクープを各紙追っかけ:阿部重夫主筆ブログ:FACTA online

    阿部重夫主筆ブログ「最後から2番目の真実」 2006年8月23日 [スクープ]勝利宣言――予告スクープを各紙追っかけ 21日にこのブログで予告したスクープのメルマガ発信は、誰が見ても「圧勝」だったと思う。 22日午前6時を期して流したのは「東京証券取引所が絶体絶命! みずほ証券が400億支払い請求」のニュースである。兜クラブに所属する全新聞、全テレビ、全速報媒体の記者の皆さんに対し、勝利宣言したい。 今回は実験として、FACTAご購読者(eメールアドレスをお教えいただいた方)限定のメルマガ「FACTA online」に掲載して、臨時版として発信した。アクセス自由のこのサイトには予告のブログ記事しか載せなかったが、これはご購読者限定のスクープ発信がどれくらいのインパクトを持つか、試させていただいたのである。 手前ミソかもしれないが、効果テキ面。22日の日経済新聞夕刊は1面3段で追いかけたし

  • ソニー19――人種差別広告:阿部重夫主筆ブログ:FACTA online

    阿部重夫主筆ブログ「最後から2番目の真実」 2006年7月 7日 [ソニーの「沈黙」]ソニー19――人種差別広告 久しぶりにソニーの話題。というより、もう編集作業が始まっているから静かにしておいてほしいのに、勝手に欧州できわどい広告をのっけてお騒がせをやっているから、困ってしまう。人種差別に敏感な人々を刺激して、欧米のネットは大騒ぎになってしまった。 ま、とにかくご覧あれ。写真のように、白いセラミック製のプレイステーション・ポータブルのビルボードに、グラマラスな白衣のヘソだし白人女と、顎をつかまれた黒人女性を登場させて、「PSP、白が来る」とやったのだ。オランダでの話である。 この白人女性の顔、コワソー こりゃ、いかん。そう思いませんか。いくら比較的人種に寛容なオランダでも、スキンヘッズがいないわけじゃないし、排外主義の同性愛の政治家が数年前に射殺された国ではないか。あまりに鈍感すぎる。

  • 公正取引委員会委員長 竹島一彦氏

    公正取引委員会委員長 竹島一彦氏 公取はまだ強くない新聞は「言行不一致」 2006年7月号 BUSINESS [インタビュー] F ──独禁法改正でパワーアップした公正取引委員会が談合を摘発していますが、産業界から「強すぎる」と批判されています。 竹島 その答えは、日の公取はまだ十分に強くないということだと思うんです。ある程度近づいたとはいえ、アメリカやEU(欧州連合)の競争当局と比べると、まだまだパワーも制度も同等とは言い切れない。 大事なのは競争法に対する経済界の認識ですよ。今の公取が「やりすぎだ」と言われるのは、残念ながら競争ルールに対する経済界の認識がその程度でしかないということ。まともな競争こそ結局は、業界のためにも企業のためにもなるのですから。 ──米欧当局に比べて何が足りない? 竹島 日は課徴金減免(リニエンシー)制度が入ったばかりです。反則調査(強制調査)権限も行使でき

  • 村上叩き第二幕2――ザル法ならぬマス法:阿部重夫主筆ブログ:FACTA online

    阿部重夫主筆ブログ「最後から2番目の真実」 2006年6月16日 [村上叩き第二幕]村上叩き第二幕2――ザル法ならぬマス法 村上世彰氏逮捕以来、新聞や雑誌に洪水のように流れた記事に目を通してみた。玉は少ない。月刊「文藝春秋」の記事をはじめとして、シンガポール移転を告げた村上氏の片言隻句以外、めぼしいファクツが見当たらないのだ。枯れ木も山の賑わいの焼き直しが多い。正直、編集者としては同情を禁じえない。お互いさまだが、時間のないなかでスケジュールと追いかけっこだった状況は、他人事ではない。 しかし、「ヒルズ黙示録」の著作もあり、知人であるAERAの大鹿記者が書いた6月19日号の記事「村上『無罪』への大逆転」には、ちょっと意表をつかれた。なるほど、そういう見方もできるのかと思ったが、すこし異論がある。敬意を表した上で、何に違和を感じたかを書こう。 この捜査が世にいう国策捜査であることを私も疑わな

  • 村上氏摘発の「いやな感じ」:阿部重夫主筆ブログ:FACTA online

    阿部重夫主筆ブログ「最後から2番目の真実」 2006年6月 3日 [村上叩き第二幕]村上氏摘発の「いやな感じ」 「村上ファンドを捜査」の一斉報道、まったく意外性がないというか、検察得意のリークで事実上の世論工作に、またかと感じるのは私だけだろうか。帰国でちょっと勇み足した懺悔で言うわけではないが、シンガポールへ逃亡したはずの彼が、わざわざ日に戻って聴取に応じることになったのはなぜなのか。検察はどういうカードを切って、彼を舞い戻らせたのかが知りたいのだが、誰もそれを解説してくれない。 中部国際空港に飛来した写真を見ると、不精ヒゲをはやして心なしかやつれている。彼が通産省をやめた当座、広尾ガーデンヒルズのM&Aコンサルティングの最初のオフィスで会ったが、あのときと比べると生意気盛りの童顔がちょっと大人びた感じがする。やはり巨額のカネがファンドに集まって、そのプレッシャーに負けて、無理を重ねた

  • 松井証券の「迷走」人事万策尽きて? 実弟起用

    松井証券の「迷走」人事万策尽きて? 実弟起用 2006年6月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド] ネット証券大手の松井証券(東証1部)がダッチロールを始めた。4月15日付の日経済新聞が、九鬼祐一郎専務(42)らが近く退任、社内外から7人を取締役に起用して大幅な「経営陣の若返りを図る」と報じた。同日、松井道夫社長(53)は否定のリリースを流す。ところが、同27日には当の九鬼専務と杉山由彦取締役(53)が退任、矢吹行弘取締役(42)は常勤監査役に退くと発表し、報道を追認したのだ。松井社長以下取締役は総勢5人で、そのうち旧山一証券出身で実務を担ってきた3人ともが退くのだから、何か起きたと考えるのが自然だろう。 ヒントは、代表権を持つ副社長に新たに就任する予定の務台則夫氏(50)。「務台」とは、松井証券の先代社長の娘(千鶴子夫人)の婿となった道夫社長の旧姓で、則夫氏は実弟である。東大

  • ドコモ「お財布ケータイ」は弱者連合

    ドコモ「お財布ケータイ」は弱者連合 クレジット進出は「とらぬタヌキの皮算用」。銀行もコンビニもレンタルも業界1位とは提携できない。 2006年6月号 BUSINESS NTTドコモが手がけるクレジット決済サービス「DCMX」の発表会が開かれた4月4日、「iモード」生みの親であり、ドコモの顔でもある夏野剛執行役員が、満面に笑みを浮かべてこう言った。 「どうも今までのクレジットカードにはカッコいいものが少ない。だから、あらゆる部分でデザインにこだわりました」 DCMXは、ドコモが昨年12月から提供を始めた携帯電話のクレジットサービス「iD」(アイディ)に対応し、「おサイフケータイ」機を専用読み取り機にかざすだけで買い物ができる。iモードから申し込むだけで毎月1万円まで利用できる「DCMXミニ」と、月額限度額20万円以上で通常のプラスチックカードも発行する「DCMX」、さらに上位の「DCMX G

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