そもそも…三上さんがHASHI展を見に上京するついでに未来生活コーディネーター・美崎薫さんのご自宅に伺うことになった時には、実は僕までご一緒するつもりはなかった。どうせ、猫に小判、豚に真珠の類の話に終わるに違いないと思ったのだ。こちらのエントリーに書いたのだが、美崎さんという人は頭が良くて人並みなずれて創造的なばかりでなく、何よりも「日本で一番マメな人大賞」があったら間違いなく決勝に残りそうなきちんとしたヒトに思えた。なんといっても読んだ本、雑誌、手紙、チラシ、写真、自らのメモ、その他、彼と関わりができたあらゆる文字・画像情報をデジタルアーカイブ化し、毎日せっせとため込んでいるのが美崎さんである。彼がこの作業に着手したのは数年前だが、アーカイブ化したデータは子供の頃にまでさかのぼっている。そうやって蓄積した情報は紙にして100万枚、1.6テラバイトを超えるという。『bookscanner記