■後藤弘茂のWeekly海外ニュース■ 対Core MAの切り札となるAMDの「Hound」コア ~AMDの新戦略(3) ●拡張の方向性がIntelと共通するAMDの新CPUコア Intelの新CPUマイクロアーキテクチャ「Core Microarchitecture(Core MA)」を迎え撃つAMDは、2007年中盤にサーバー&デスクトップ向けの新コアを投入する。以前、「Rev. H(Revision H)」または「K8L」と呼ばれていた新コアでは、クアッドコア構成の「Hound(ハウンド)」ファミリがフラッグシップとなる。 新コアは、従来のK8系から、CPUコア自体のマイクロアーキテクチャを拡張している。拡張のポイントは、SIMD浮動小数点演算ユニットの倍増、投機ロード実行、分岐予測や命令フェッチ機能の拡張など。AMDのサーバー&デスクトップ新コアの基本的な拡張の方向性は、ほぼCor