複数の新興企業が団結し、エンタープライズシステム管理ソフトウェアの旧態依然とした世界を刷新しようと試みている。挑戦のための武器は、オープンソース方式のソフト開発と、より民主的なアプローチによる業界標準の策定だ。 小規模企業が集まって2006年5月に設立されたOpen Management Consortium(OMC)は、システム管理の分野にオープンソースのビジネスモデルを持ち込むことを目指している。システム管理の市場は現在、大手企業によって支配されている。 OMCの設立メンバーの1人で、新興企業Qlustersの最高技術責任者(CTO)を務めるWilliam Hurley氏によると、OMCはまだ始動したばかりの団体だが、すでに複数の大手ソフトウェアプロバイダと交渉を進め、同コンソーシアムへの参加と資金援助を求めているという。 「今から2006年末までに、少なくとも、主要なシステム管理ベン