最近いちばん感動した本がこれである。 宿命のライバル、羽生善治と佐藤康光の全局(公式戦107局目まで)の棋譜がすべて掲載された永久保存版である。感動したと言っても、この本を全部読みつくす(本当に味わいつくす)までにはきっと何年もかかるので、感動を予感したと言ったほうが正確かもしれない。 この本には谷川浩司による「新しい将棋の創造」という文章が寄せられていて、その中にこんな一文がある。 二人の戦いは、互いに竜王位をかけて競い合った第26局までと、鋭角的な佐藤が総合力の羽生に勝てなかった第27局から第62局と、佐藤が大胆な作戦を用意するようことで存在感を示せるようになった第63局以降と、三つに分けられるようだ。 永久保存版 羽生vs佐藤全局集 作者: 日本将棋連盟書籍出版社/メーカー: 日本将棋連盟発売日: 2006/09メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 28回この商品を含むブログ