任天堂は、いよいよ次期ゲームコンソール「Wii(コード名Revolution:レボリューション)」の12月2日発売に向けて秒読み態勢に入った。先週開催されたイベント「Wii Preview」では、Wiiタイトルを多数プレイアブルで公開、また、岩田聡氏(代表取締役社長)がWiiの狙いについて説明を行なった。 今回、これまでと異なったのは、任天堂がWiiの狙いと思想を、かなり突っ込んで説明したことだ。いくつかポイントがあるが、今回は、Wiiの心臓部であるIBM設計のCPU「Broadway(ブロードウェイ)」と、ATI Technologies設計のGPU「Hollywood(ハリウッド)」の設計思想についての説明をレポートしよう。 イベント後の記者会見で、岩田氏はWiiのプロセッサ群の設計思想について、次のように語った。 「プロセッサについては、他社の方向、と言うかこれまでのゲーム業界の進歩