著: チャン・ワタシ 毎日帰ってくる街だからこそ、おいしくて敷居の低いお店があるとうれしい。住んだことのある人ならではの視点で、普段着でひとりでもかろやかに通える街の名店をご紹介します。 ◆◆◆ 高円寺に住んで、今年で6年目になる。『エモい』という言葉が一般的になったくらいから、高円寺がたくさんの僕・私の「何者でもなかった時代」エピソードと共に語られるのを、テレビや雑誌やSNSなど以前より増し増しで目にするようになった。 厚かましくも今の自分と照らし合わせてみると、どのストーリーもたしかにどんぴしゃで重なるものがあるし、年齢もまた20代半ばとか後半とかちょうどそれくらいで、「まさか私は今、何者でもないんじゃないか?」と震えてしまう。今こうして生きている時間も、人生の先輩たちにとってはただのプロトタイプに過ぎなく、どう足掻こうといつか「あの不毛な時代」として語られてしまうんだ……。ちょっとあ
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