うつの状態にある人に接するときには、「言葉選び」に注意しましょう。何気ない一言が相手を追い込んでしまうことがあるからです。よかれと思ってかける言葉には、「早く良くなってほしい」という期待の気持ちが込められているのかもしれません。でも、その期待がプレッシャーを与えてしまうことがあるのです。 では、どんな言葉がタブーとなるのでしょう。それは相手の行動を促進させる言葉です。そうした言葉は、相手が元気なときには喜ばれますが、心が病んでいるときには、負担に感じてしまうものです。たとえば、下のように受け取られてしまうことがあるのです。 例) 「頑張ってね!」→「精一杯やってきたのに、もっと頑張らなきゃダメなのかな」 「早く元気になってね!」→「早く元気にならないといけないのかな」 「落ちこまないで」→「落ち込んでいる自分は、迷惑になっているのかな」 「元気になるのをみんなが待ってるよ」→「みんなに心配