包丁を砥石にあてる角度は何度くらいが適当なのか、これは大方の疑問だろうと思いますが余り度数にこだわる必要はありません。(鰻、鰌包丁は別ですが)目安として刃の部分の幅の半分程度を砥石にあてるようにすればよいです。 これがそれぞれの包丁に応じた自然の角度となります。 しかし言うまでもなく、切れ味は刃先が重要なので、力の配分はやや刃先の方へ重点を置いて研いでください。また手元が狂うと丸っ刃や急刃になりやすく努めて安定させることが重要です。 自然の角度・・。この要領で研げば包丁の鎬(しのぎ)も崩すことなく、刃並みもそこなわず、原形を保ちながらいわゆる切れる包丁として満足に使い続けることが出来ると言えます。