日経BPコンサルティング 中村 由佳 昨今の自転車ブームもさることながら、先日の東日本大地震では公共交通網が断たれた首都圏で自転車が特に注目された。都心から遠方の自宅へ歩いて帰ることを余儀なくされた人たちの中には、自転車を借りたり買ったりして、なんとか我が家にたどり着けたという人も少なくないのではないか。 今回のトレンドサーベイは自転車がテーマだ。自転車の所有状況や、持っている自転車の種類、利用シーンなどを調査した。日経BPコンサルティングが保有する調査モニター1万4030人が回答した結果を紹介する。 7割が自転車を所有 今回の回答者1万4030人のうち自分専用の自転車を持っていたのは50.6%だった。20.9%は自分専用ではないが家族で自転車を共有しており、持っていない人は28.5%と3割弱にとどまった。また、自分専用、家族共有に関わらず自転車を持っている人の保有台数は、1台が68.5%