HR領域における実務に役立つ調査研究を行い、有益な情報を発信する「パーソル総合研究所シンクタンク」。今回は同シンクタンクが発表した「ミドル・シニアの学びと職業生活に関する定量調査」について、パーソル総合研究所の上席主任研究員・井上亮太郎氏が「大人の学びとWell‐being」をテーマに解説したセッションの模様をお届けします。前編に続き、後編では学び直しをする人たちの特徴とマインドや、趣味の学びが実務にもたらしたメリットなどが語られました。 上司のふだんの行動がメンバーの学習意欲に影響を与える 井上亮太郎氏(以下、井上):今日は人事の方が多いので、ここからは企業人事として(学び直しを推進するために)どうしたらいいかという話をします。一番介入しやすいのは、口だけ層(学び直し意欲はあるが行動していない)を学び直し層にすることだと思います。 では、どうするか? この人たちが学び直さない理由として
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