認識論的な現代的コペンハーゲン解釈での量子力学について、意識の問題の観点からTWしたものをまとめました。少しでも量子力学の世間での誤解、悪用が減ることを期待します。
男性の性的魅力には容姿や知能、性格などのさまざまな要素が含まれていると考えられていますが、「暴力的・攻撃的な行動」も一種の魅力となっている可能性も以前から指摘されています。合計で1万人以上の被験者を追跡したデータを分析した新たな研究により、「暴力的な傾向が強い男性はセックスパートナーが多い」との結果が示されました。 Brains, brawn, and beauty: The complementary roles of intelligence and physical aggression in attracting sexual partners - Seffrin - 2021 - Aggressive Behavior - Wiley Online Library https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1002/ab.21934 L
僕ももう博士論文の審査をはじめて七年目です。その間の実経験から、なるべく穏便に博士論文の審査を学生さんに通過してもらう為に気をつけてもらいたいことをいくつか抽出しました。以下、非常に個人的な意見であり、また、おそらくうちの大学のうちの専攻のそれも理論にしかあてはまらない話ではありますが、同じ過ちが何度も繰り返されるので、書かずには居られなくなりました。ご意見のある方は、お知らせください。(2019/1/11;2/20に軽微な修正;2021/4/6に同意承諾書について追記) 博士論文提出の半年ぐらい前の時点で、既出版論文があるなら、それをもとに博士論文を書いてください。その時点で arXiv にでている論文があるなら、それを雑誌にまずは通しましょう。そして、それをもとに博士論文を書きましょう。決して、新しい研究をはじめて、それをもとに博士論文を書かないようにしてください。 ポスドクになるにせ
あけましておめでとうございます。2020年もよろしくお願いします。 2019年は「データサイエンティストなのにデータ万能主義を否定している」的スタンスでのメディア露出が増えました。 発言に矛盾はないと思います。データ触っている人ほど、データに慎重ですよね? 加熱するデータへの過度な期待を、少しでも冷ませられたら幸いです。しかしデータ自体への火は消していない。火を絶やすでないぞぉ。ただ、データ分析の全てを否定したわけではありません。 実は取材を受ける度に「これからは因果関係を発見する因果推論が重要」と主張してきました。2020年代はますます重要性が増すと考えています。 新年1発目のnoteは、その論拠をまとめてみました。 2020年代は因果推論がアツいと思う理由私がデータ分析を始める際、いきなり数字は触りません。まずは「目的」と「アプローチ」を定義するところから始めます。 目的(WHATとW
ソフトウェア開発データ白書について グローバル化の急速な進展に伴って厳しさを増すITシステム、とりわけソフトウェア開発の品質、コスト、納期に関する要求に応え、高品質のソフトウェアを効率的に開発するためには、要求や実績を数値化し、数値データを用いた実績との比較に基づいた目標設定や進捗管理など(ベンチマーキング)を行う、定量的プロジェクト管理が重要です。情報システムの品質および信頼性の向上を目指して、ソフトウェア開発や運用に関わるデータを継続的に収集・分析するとともに、定量データのさらなる活用を促進すべく、その普及活動を推進しています。 ソフトウェア開発データ白書に関するよくある質問と回答 「ソフトウェア開発データ白書」のダウンロード バックナンバー含む各書籍のPDF版、及びデータ白書掲載の図表の元データを公開しています。 「ソフトウェア開発データ白書」のダウンロード 関連情報 統計指標に基づ
赤坂御用地のトンボ相―多様な環境と人の手による維持管理― 公開日: 2023/11/22 | 49 巻 4 号 p. 129-153 秋篠宮 悠仁, 飯島 健, 清 拓哉 国立科学博物館研究報告A類(動物学)
分析的(analytic)な言明は、その真偽が言語の無矛盾性のみで決まる。 総合的(synthetic)な言明は、その真偽が現実世界の状態によって決まる。 数学は言語体系なので、すべての言明は分析的である。 よって、数学が現実世界について何かを述べることはない。 数学の言明の真偽を判定するために、現実世界と照合する必要はないし、それは無意味である。 科学は言語体系と世界記述の混合であり、分析的な言明と総合的な言明がある。 よって、科学はその世界記述の側面で、現実世界について何かを述べる。 科学の総合的な言明の真偽を判定するには、現実世界と照合する必要がある。 関連エントリ: 「AはBである」という文についての考察 http://mojix.org/2008/03/20/a_is_b
ウィキペディアを見ていて、「形式科学」なる概念があることを知った。 ウィキペディア - 形式科学 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BD%A2.. <形式科学(けいしきかがく、英: formal science)とは形式体系に関係する学問の総称である。論理学、数学、システム理論に加え、計算機科学、情報理論、ミクロ経済学、統計学、言語学のうち理論的な研究分野がこれに含まれる>。 <形式科学を自然科学と比較すれば、形式科学が理論上のアイデアから他のアイデアを推論(純粋な思考の過程)のみによって導き出すのに対し、自然科学は現実の観測・観察から得られた知識をもとに現実世界を簡潔に表すモデルとして、現実と整合するように示される>。 <私たちは形式科学だけでは現実の世界について何も知ることはできず、また現実についての何かしらの事実を証明することもできない>。 現実世界に
学問はしばしば、「自然科学(natural science)」、「社会科学(social science)」、「人文科学(humanities)」の3つに分けられる。この3つのなかで、数学はどこに属するだろうか。 「もちろん自然科学でしょ」と答える人が、おそらく多いだろう。しかし、これは間違いである。数学は、自然科学には欠かせないものだが、数学自体は自然科学ではない。 自然科学は、人間が作ったものではない「自然」というものについて、その性質や規則性をさぐるものである。いっぽう、数学はすべて人間が作ったものであり、一種の言語体系である。数学は自然に属してはいないのだ。よって、数学は自然科学ではない。 数学が社会科学ではないことは明らかだろう。社会科学は、人間の集団が生み出す社会というものについて、その性質や規則性をさぐるものである。 数学が自然科学ではなく、また社会科学でもないとすれば、あと
どもっす。林岳彦です。ファミコンソフトの中で一番好きなのは『ソロモンの鍵』です*1。 さて。 今回は、因果関係と相関関係について書いていきたいと思います。「因果関係と相関関係は違う」というのはみなさまご存知かと思われますが、そこをまともに論じていくとけっこう入り組んだ議論となります。 「そもそも因果とは」とか「因果は不可知なのか」のような点について論じるとヒュームから分析哲学(様相論理)へと語る流れ(ここのスライド前半参照)になりますし、統計学的に因果をフォーマルに扱おうとするとRubinの潜在反応モデルやPearlのdo演算子やバックドア基準(ここのスライド後半参照)の説明が必要になってきます。 その辺りのガッツリした説明も徐々に書いていきたいとは考えておりますが(予告)、まあ、その辺りをいちどきに説明しようというのは正直なかなか大変です。 なので今回は、あまり細かくて遭難しそうな話には
ご来訪ありがとうございます。このHPは、高校の理科教員をしていたとき、授業の補講用に2002年5月から作り始めたものです。2009年に定年退職しましたが継続しています。 最新更新情報 2023/10/20 光の屈折(水中の物体の見え方)(2009年版に追記) 2023/10/10 パレスチナとイスラエルの戦闘を愁う(2021/5/17、 2023/10/10追記) 2023/09/19 ギブズの自由エネルギー(化学ポテンシャル)とは何か(2014年版を改訂) 2023/09/12 電気化学ポテンシャルと熱力学第三法則(ネルンストの熱定理)(2014年版を改訂) (1)力学 楕円軌道の発見と万有引力の法則(「プリンキピア」の説明) ニュートンの「プリンキピア」第Ⅰ編第1章~第3章の説明です。ファインマンの証明も説明しています。 キャベンディシュの地球の重さ測定実験(1798年)における”ねじ
Q1:飲茶さんは、 「『機械的な部品』にすぎない脳細胞がどんなに集まっても、 なぜクオリアが生じるのか説明ができない」 と言っていますが、 たとえば、車のエンジンは、『機械的な部品』が集まってできたものですが、 エンジンをどんなに分解しても、「車が走るという現象」はでてきません。 脳とクオリアの関係も、これと同じで、 説明できなくても当たり前ではないでしょうか? つまり、クオリアを問題にしている人たちは、 「エンジンを分解したのに『車が走る』という現象がどこにもないぞ」 と大騒ぎしているのと同じではないでしょうか? A1:いいえ、ちがいます。たしかに、エンジンを調べても、 「車が走る」という「現象そのもの」は出てきませんが、 「車が走る」という「機能の仕組み」は説明はできます。 たとえば、「なぜ車が走るのか。それは、エンジンの中でガソリンが爆発して、 その力がシャフトに伝わり、タイヤを回す
「哲学的な何か、あと科学とか」「史上最強の哲学入門」「てつがくフレンズ」の著者である飲茶のブログです。 [NEWS] やわらかスピリッツで〇〇Tuber漫画の連載開始! [NEWS] 初小説! 30人の幼児と娘、どっちを助ける? [NEWS] なぜか虫食漫画を作りました!むしくい姉(ねえ)! [NEWS] 14歳からの哲学入門 ポプテピピック表紙で文庫化 ポプ子とピピ美が14歳ということで、コラボが実現しました! 個人的には『史上最強の哲学入門』以上の自信作です。 [NEWS] 最強のニーチェ 0円でオーディオブック化 今なら0円でオーディオブックとして聞けます! 期間限定なので、お早めに! 対話形式の本なので、飲茶がイケボで、女の子に哲学を解説しています。 たとえば、こんな生物がいたとする。 (1)感覚器官 有害な物質があることを感知して電気を流す。 (2)脳 外部からの電気信号を元に判
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