塩の働き ●神経伝達 刺激に反応したり、筋肉を動かすためには塩分は欠かせません。神経細胞は、電気信号により神経伝達を行っていますが、それには塩に含まれるナトリウムイオンが欠かせないのです。 ●浸透圧を一定にする 人体の細胞は、細胞外液に浮かんでいる状態ですが、細胞が縮み過ぎたり、膨らみ過ぎたりしないように細胞外液のナトリウムの量を変えて、細胞内液と濃度が一定になるように浸透圧が調整されています。 このバランスが崩れると、脱水症状を起こしたり、むくみの症状が出てしまいます。 ●栄養素の消化・吸収 塩分は消化液(胃液、膵液、胆汁)の成分であり、胃酸の主成分でもあります。また、ブドウ糖やタンパク質が腸内で吸収される際も塩の成分が不可欠なのです。塩分が不足すれば、食欲減退、消化不良を起こすことになります。 ●心臓を動かす 人体の肝心要、最も大事な 心臓 が動いているのも、塩の成分によるものです。塩