東京証券取引所の斉藤惇社長は26日の定例記者会見で、民主党政権の経済対策について「口だけで法案も出てこない。円をダラダラ強くしている。米国は行動が先を行っている」などと述べ、円高傾向が続く中で有効な手だてを打ちだせていないことを批判した。 これまでの民主党政権の経済対策について、斉藤社長は「減税や規制緩和、シンガポールや香港、韓国に負けないぐらいのアグレッシブな外資導入など政府の役割があるはず」と強調。そのうえで「言葉だけが走っている。日本人がそういう政治を選んでいる。日本人は目が覚めていない。結局制度が変わっていない」と強い口調で語った。