ブックマーク / natrom.hatenablog.com (26)

  • 国際疾病分類が細かすぎる件 - NATROMのブログ

    各国で死亡や疾病の統計を比較しようとしたとき、それぞれの国が勝手に死亡を分類していたら困るよね。そこで、みんなで話し合って、分類の方式を統一した。医学が進めば分類の仕方も変えざるを得ないので、何度も改訂され、現在のところは、ICD-10(国際疾病分類第10版)が一番新しい。ネットで見ることができる。便利な世の中だ。 ■ICD10 国際疾病分類第10版 大雑把には22章に分かれているが、細部は非常に細かい。たとえば、「傷病及び死亡の外因 (V00-Y98)」のうちの交通事故(V00-V99)は、 V01-V09 交通事故により受傷した歩行者 V20-V29 交通事故により受傷したオートバイ乗員 V30-V39 交通事故により受傷したオート三輪車乗員 V40-V49 交通事故により受傷した乗用車乗員 … V80-V89 その他の陸上交通事故 V98-V99 その他及び詳細不明の交通事故 などに

    国際疾病分類が細かすぎる件 - NATROMのブログ
    jaguarsan
    jaguarsan 2010/05/11
    例えは悪いがゴミの分別が多すぎると、どうでも良くなんね?真面目な国ならともかく途上国とかブッチしないのかね
  • 標準医療は画一的で、代替医療は個別的という誤解 - NATROMのブログ

    「普通の医療機関で提供されている標準医療(「西洋医学」による医療)は、個人差を考慮しない、いわば既製服のような医療であるのに対し、代替医療(統合医療/補完医療)は、個々に応じたオーダーメイドの医療である」という誤解をしばしば散見する。たとえば、こんな感じ*1。 「同じ病名の人に同じ薬を与えるのが通常医療、一人一人に合った違うレメディを与えるのが補完療法。」 同じ病名の人には同じ薬を与えればいいのであれば、医師にとってこんなに楽なことはない。実際には、同じ病名であっても、病態や進行度や患者背景によって、治療法は異なる。たとえば、「肺癌」という病名であっても、小さいうちに発見された肺癌と、既に転移している肺癌で、治療法が異なることは、医療従事者でなくても容易に推測できるだろう。進行度が同じでも、余病がなく元気な人なら手術できても、慢性閉塞性肺疾患を患っていれば手術できないこともある。抗癌剤の選

    標準医療は画一的で、代替医療は個別的という誤解 - NATROMのブログ
    jaguarsan
    jaguarsan 2010/04/09
    分子が一粒も残らない程希釈した砂糖玉を全員に与えてるやつらにいわれたくないわwww
  • 在宅酸素療法中の喫煙と火災 - NATROMのブログ

    慢性呼吸不全の治療の一つが在宅酸素療法である。家庭で酸素をつくるための酸素濃縮器を作っている会社のプレゼンで、火災の延焼実験の動画を見たのだが、これがインパクトがあった。ネット上にないか探してみたのだが、以下のニュース映像の30秒目ほどにある。 酸素が吹き出しているカニューレ(チューブ)に火気を近づけたら当然こうなるであろう、というのは知識ではわかっているのだが、実際の映像を見るとこれがなかなか恐ろしい。なお、動画の「チューブを鼻につけ酸素を吸引しながら喫煙し髪の毛や衣服に引火し死亡→全国で26件」というキャプションは誤りである*1。動画では喫煙が原因で死亡した事例が26件であるように解釈できるが、正確には、平成15年10月から平成21年12月までに在宅酸素療法実施者の自宅において火災が発生し、患者が重篤な被害をおった27例(うち死亡26例)のうち、喫煙によるものは15例である*2。喫煙以

    在宅酸素療法中の喫煙と火災 - NATROMのブログ
    jaguarsan
    jaguarsan 2010/03/31
    くわえ煙草で給油する間抜けもいるくらいだから驚きはしないが、つくづく救えねーな
  • JBpress(日本ビジネスプレス)のホメオパシーの記事について - NATROMのブログ

    JBpressのサイトに、医療ジャーナリストの長野修氏によるホメオパシーの記事が掲載された。 ■自然治癒力を高める「ホメオパシー」 欧米からやって来た代替医療が日で静かなブーム(「世界で最も安全な医療」から「自然治癒力を高めるホメオパシー」に変更された) ■何のためのホメオパシーか 西洋医学が見放した人を前に、それでもノーと言えるか 詳しくはリンク先を読んでいただくとして、内容は概ねホメオパシーに好意的である。賛同できる部分もあるし、問題がある部分もある。代替医療に関しての私見も含め、JBpressのホメオパシーの記事についてまとめた。 選択肢として代替医療はあっていい 私は、「科学的根拠の乏しい代替療法であっても、末期癌のような積極的な治療手段のない病気に(緩和ケアと併用しつつ)使用するのは、私は必ずしも否定しない」と述べたことがある。長野修氏も同様のことを書いている。 患者は、最期ま

    JBpress(日本ビジネスプレス)のホメオパシーの記事について - NATROMのブログ
    jaguarsan
    jaguarsan 2009/09/09
    ホメオパシーは治療法ではなく、舞台装置もしくはビジネスモデルとして良くできてると思う。
  • 「水からの伝言」は科学を自称していないから疑似科学ではない? - NATROMのブログ

    疑似科学(ニセ科学)は「科学であるように見せかけていながら、科学ではないもの」をいう。血液型性格診断、マイナスイオン、水からの伝言、ゲーム脳、EM菌などが、疑似科学の例として挙げられることが多い。疑似科学に対してさまざまな批判がなされているが、この疑似科学批判に対してさらに批判がなされることがある。いわゆる疑似科学批判批判である。疑似科学批判の中に不適切なものや行き過ぎたものもあるだろう。そういうものに対する批判は別にかまわない。ただ、疑似科学批判批判には的外れなものが多いように私には思われる。たとえば、こんな具合。 ■詭弁者(Interdisciplinary)のコメント欄のtittonさんの発言より > 「なぜ水伝は擬似科学では無いか」もよろしく。 だから水伝は(少なくとも最近の水伝は)科学を自称していない。科学でないと明言さえしている。科学を自称していないものを疑似科学と呼ぶなら宗教

    jaguarsan
    jaguarsan 2009/01/23
    id:tittonは※欄でもはてブでもフルボッコなのに「賛同者がいないのはアウェイだから」と居直れるのはすごいなぁ
  • アクセスフリーの弊害 - NATROMのブログ

    地方の中核病院に勤務していたころのこと。その病院は基的には外来は午前中のみで、午後は急患のみ受け付けるようになっていた。救急専門の医師なんていないので、午後の急患当番を曜日ごとに決めていた。医師は不足気味であったので、午前外来・午後急患当番なんて曜日もあり、大物が飛び込んでくると入院患者さんを診る暇もなかった。 とある午後、20歳男性の頭痛の患者さんが来たと外来から連絡があった。なんでも、当日の午前中に別の医院に受診して薬も処方されたが、検査希望とのこと。紹介状なし。これがたとえば心肺停止であったら、とにかく今やっている仕事は全部中断して駆けつけるのであるが、急患ではなさそう。受け付けた以上は診ないわけにもいかないし、とりあえず仕事が一段落するまで待ってもらえと伝えた。30〜40分ぐらいしたら今度は脳外科の先生から、「頭部CTを撮ったけれども異常なし。内科的疾患だと思う。よろしく」と連絡

    アクセスフリーの弊害 - NATROMのブログ
    jaguarsan
    jaguarsan 2009/01/06
    QCDの基本も知らない素人が世間を語る恐怖