【日本の議論】押し寄せる中国人観光客 福の神? それとも…間接支配を不安視する識者も (1/4ページ) 2009.8.9 18:00 家電量販店「ヨドバシカメラ」の店内には、中国人向けの中国語案内板が各所に取り付けられている=東京・秋葉原の「ヨドバシカメラマルチメディアAkiba」(豊吉広英撮影) 大陸から日本に“赤い波”が押し寄せている。平成12年に中国から日本への観光旅行が解禁されてから9年。訪日中国人数は昨年初めて100万人を超え、国内の観光地や小売店、公共交通機関に掲げられる中国語の案内板は今や、日常の風景だ。これまで団体客のみに発給されていた観光ビザが、今年7月からは裕福な個人客にも許可された。中国人旅行者をめぐる市場は不況にあえぐ旅行業界や小売店にとって、魅力的な存在となっている。一方、不法残留や犯罪の増加などに加え、経済力による間接支配を不安視する識者もいる。増え続ける中国