女子中学生を従業員として働かせたとして、大阪府警は3日、大阪市北区のガールズバー「エスケープ」経営、佐野宏之容疑者(23)=同市都島区中野町1丁目=を風俗営業法違反(年少者雇用)と労働基準法違反容疑で逮捕したと発表した。佐野容疑者はこの女子中学生のほか、17歳の少女2人を雇って店長、副店長に任命し、店を運営させていたという。 少年課によると、佐野容疑者は昨年12月、大阪市の中学3年の女子生徒(14)に夜間、接客や路上での客引きをさせた疑いが持たれている。 佐野容疑者は開業約1カ月後の昨年9月末ごろ、「男がいたら店の雰囲気が暗い。明日から自分は来ない」と言って、17歳の少女2人を店長と副店長にしたという。2人はほかの少女を雇って営業し、5カ月で約800万円を売り上げていた。同課は、2人が調べに対して「役職を任され、やりがいがあった」と話した、としている。